Twitter PowerTrack API を利用することで、大量のリアルタイムツイートから、自分の指定する条件にマッチしたツイートだけを取得することができます。このページでは、Twitter PowerTrackの仕組み、指定できる条件、返ってくるデータ形式について解説しています。a
Twitter PowerTrack API は、Twitterの法人プランを契約している開発者のみが利用できます。Twitter PowerTrack APIを使ったお仕事のご依頼、ご相談については、@ts_3156 までお気軽にご連絡ください。
このページでは、PowerTrack APIを紹介しています。Historical PowerTrack APIについては Historical PowerTrack API を使ってツイートを取得する をご参照ください。
Twitter PowerTrack API とは
Twitter社が提供する、「全てのツイートから、関心のあるツイートのみをフィルタリングする機能」のことです。この機能を使うことで、大量のリアルタイムツイートから、指定した条件にマッチするツイートだけをAPIを介して取得することができるようになります。フィルタリングには、ユーザー属性、地理的位置、言語、その他多くの属性を使うことができます。
※Twitter PowerTrack APIは、Twitterの法人プランを契約している開発者のみが利用できます。
Twitter PowerTrack API のコアコンポーネント
Twitter PowerTrack APIは主に下記の2つのエンドポイントから構成されています。
ルールエンドポイント
GET、POSTメソッドを使って、ルールベースのツイート取得を可能にするエンドポイントのこと。ツイート取得に利用するルールは、数千のルールの中から自分に必要なものだけを選ぶことができる。
ストリームエンドポイント
GETメソッドを使って、HTTPストリーミング接続を介してツイートを取得するエンドポイントのこと。ストリーミングエンドポイントについてもルールエンドポイントと同様に、ツイートを取得するためのルールを指定することができる。
ルールタグ
PowerTrackストリームを使ってデータを取得する際に、どのルールがマッチしたのかを後から確認することができます。この機能を利用することで、どのようなトピック、会話、その他の何かしらのルールにマッチしたのかをビジネスに有効活用することができます。
PowerTrack APIはリアルタイムデータの取得に特化しています。過去の指定した日時のツイートデータを活用したい場合は、Twitter Search APIを利用することもできます。
Twitter PowerTrack APIで利用できるルール
Twitter PowerTrack APIで利用できるルールは下記の通りです。
- keyword
- キーワード
- emoji
- 絵文字
- "exact phrase match"
- 正確なフレーズ
- "keyword1 keyword2"~N
- 単語の近接検索。例:「赤いりんご」を検索して「赤りんご」や「赤く実ったりんご」にマッチ
- contains:
- 部分文字列
- from:
- ツイートしたユーザーの指定
- to:
- url:
- ツイートをに含まれるURL
- url_title:
- ツイートに含まれるURLのページタイトル
- url_description:
- ツイートの含まれるURLの説明文
- url_contains:
- ツイートに含まれるURLの本文
- has:links
- sample:
- point_radius:[lon lat radius]
- 位置情報を緯度経度と半径で指定
- bounding_box:[west_long south_lat east_long north_lat]
- 位置情報を矩形で指定
- @
- $
- bio:
- プロフィール
- bio_name:
- ユーザー名
- retweets_of:
- lang:
- 言語
- bio_location:
- ロケーション
- statuses_count:
- ツイート数
- followers_count:
- フォロワー数
- friends_count:
- フォロー数
- listed_count:
- リストされている数
- is:verified
- 認証済みアカウントかどうか
- source:
- place:
- 場所
- place_country:
- 国
- has:geo
- 地理情報付きかどうか
- has:mentions
- メンションされているかどうか
- has:hashtags
- ハッシュタグがあるかどうか
- has:images
- 画像が添付されているかどうか
- has:videos
- 動画が添付されているかどうか
- has:media
- メディアが添付されているかどうか
- has:symbols
- is:retweet
- リツイートかどうか
- is:reply
- リプライかどうか
- is:quote
- retweets_of_status_id:
- in_reply_to_status_id:
- has:profile_geo
- profile_point_radius:[long lat radius]
- profile_bounding_box:[west_long south_lat east_long north_lat]
- profile_country:
- プロフィールの国
- profile_region:
- プロフィールの地域
- profile_locality:
- profile_subregion:
Twitter PowerTrack API を使った仕事のご依頼について
Twitter PowerTrack API は、Twitterの法人プランを契約している開発者のみが利用できます。Twitter PowerTrack APIを使ったお仕事のご依頼、ご相談については、@ts_3156 までお気軽にご連絡ください。
具体的に何をするのかが決まっていない場合であっても、御社のニーズとこのAPIで出来ることのご相談から承っております。
Twitter PowerTrack API を使ってツイートを取得する
Twitter Historical PowerTrack API を使ってツイートを取得する
Twitter Engagement API を使ってツイートを取得する
Twitter Premium Search API を使ってツイートを取得する
Twitter PowerTrack APIと類似するその他のAPI
リアルタイム
リアルタイムにデータを取得することができる。
-
PowerTrack API
- リアルタイムなデータにルール/フィルタを適用したツイートを取得するAPI。
-
Decahose stream
- リアルタイムデータからサンプリングされた10%のツイートを取得するAPI。キーワード等でのフィルタリング機能はない
-
Account Activity API
- 指定したアカウントの活動を取得するためのAPI。例:ツイート、メンション、リツイート、フォロー、DMの送受信
ヒストリカル
過去の全ツイートから指定した条件にマッチするツイートのみを取得することができる。
-
30-Days Search API
- 過去30日の完全なツイートから条件にマッチしたツイートを取得するAPI
-
Full-Archive Search API
- 過去の全期間のツイートから条件にマッチしたツイートを取得するAPI
-
Historical PowerTrack API
- 過去の全期間のツイートに対してバッチジョブ形式でツイート取得を行うAPI
インサイト
ツイートに対するユーザーからの反応を取得することができる。例:ツイートのインプレッション、エンゲージメント、お気に入り、リツイート、リプライ、ビデオビュー
-
Engagement API
- 自分のツイートのインプレッション、エンゲージメント、全てのツイートのお気に入り、リツイート、リプライ、ビデオビューを取得するAPI
Twitter APIのRubyクライアント
RubyからTwitter APIへアクセスするクライアントにはいくつかの種類がある。
twitter gem
非公式のTwitter REST APIクライアント。通常のREST APIであればほとんど全てを網羅している。
search-tweets-ruby
公式のPremium Search API、Enterprise Search APIに対応したライブラリ。gemではなく、通常のRubyコードとして提供されている。
twitter-ads gem
公式のTwitter Ads APIクライアント。
関連リンク
Filter realtime Tweets
Get batch historical Tweets
Get Tweet engagement
Rules and filtering
Twitter Enterprise