1. はじめに
Claude Code CLIのMCPの設定には、次の3種類のスコープがあります。
■ MCPの3つのスコープ設定
| スコープ | 反映範囲 | 設定ファイル |
|---|---|---|
| ローカルスコープ | プロジェクト内だけの個人利用 | ~/.claude.json |
| プロジェクトスコープ | プロジェクトレベルでの管理 | ./.mcp.json |
| ユーザースコープ | 全プロジェクトで利用可能 | ~/.claude.json |
ここでは、ローカルスコープとプロジェクトスコープの設定方法について紹介します。
※ この記事の実行環境
- Windows 11
- Claude Code CLI: 2.1.15
- Node.js: v20.14.0
2. ローカルスコープ
ローカルスコープは、現在作業しているプロジェクトディレクトリ内でのみ有効なMCP設定を扱うスコープです。このスコープに登録されたMCPサーバーは、自分自身のみが利用可能で、インストールしたプロジェクトディレクトリにいるときだけ有効になります。
特にスコープの指定をしなければ、デフォルトでローカルスコープでのインストールになります。
設定は、ホームディレクトリ直下の ~/.claude.json に保存されます。
■ ローカルスコープへ追加する例
GitHub MCP / リモートHTTPサーバー
claude mcp add --transport http github https://api.githubcopilot.com/mcp --header "Authorization: Bearer {your-token}"
結果、設定ファイルに以下の項目が追加されます。
{
"projects": {
"{プロジェクトルートの絶対パス}": {
"allowedTools": [],
...,
"mcpServers": {
+ "github": {
+ "type": "http",
+ "url": "https://api.githubcopilot.com/mcp",
+ "headers": {
+ "Authorization": "Bearer {your-token}"
+ }
+ }
},
...,
}
}
}
3. プロジェクトスコープ
プロジェクトスコープは、MCPの設定をプロジェクトのルート配下で管理します。つまり、チームでの共有やGitのバージョン管理をしたい場合に有用です。
設定は、プロジェクトのルートディレクトリ直下の .mcp.json に保存されます。
■ プロジェクトスコープへ追加する例
Azure DevOps MCP / ローカルstdioサーバー
claude mcp add azure-devops --scope project --env AZURE_DEVOPS_PAT={YOUR_PAT} -- npx -y @azure-devops/mcp {your-project}
--scopeなどのオプションは 必ず -- npx より前に置く必要があります。
Windows PowerShellでは、構文エラーにより実行できない場合があります。
設定ファイルがまだ存在しない場合は自動生成され、以下のように記載されます。
{
"mcpServers": {
"azure-devops": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@azure-devops/mcp",
"{your-project}"
],
"env": {
"AZURE_DEVOPS_PAT": "{YOUR_PAT}"
}
}
}
}
■ MCPの手動承認
プロジェクトスコープでインストール後の初回実行時、Claude Code CLIは新たにインストールされたMCPの使用許可を求めるダイアログを表示するらしいです。
しかし、その承認ダイアログが表示されず、一向に使用できない場合があります。(自分はいつもこれです…)
その場合は手動で承認すれば、使用可能な状態になります。
MCPの承認内容は、プロジェクトルートの .claude/settings.local.json に保存されるので、そのファイルに、以下どちらかの設定項目を追記すれば完了となります。
すべてのMCPを許可
{
...
"enableAllProjectMcpServers": true
}
特定のMCPサーバーだけ許可
{
...
"enabledMcpjsonServers": ["azure-devops"]
}
↓MCPを確認するコマンドで、プロジェクトスコープのMCPが表示されていれば承認できています。
claude mcp list
or
claude /mcp
まとめ
Claude Code CLIの、
- MCPのスコープは ローカル / プロジェクト / ユーザー の3種類
- ローカルスコープのMCPは、
~/.claude.jsonで設定 - プロジェクトスコープのMCPは、
./.mcp.jsonで設定 - プロジェクトスコープのMCPの承認状態は、
.claude/settings.local.jsonで設定
参考URL
- Claude Code MCP 公式ドキュメント: https://code.claude.com/docs/ja/mcp
- GitHub MCP Server: https://github.com/github/github-mcp-server/tree/main
- Azure DevOps MCP: https://github.com/microsoft/azure-devops-mcp/tree/main