0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

EPUBをブラウザ上で翻訳するときの実務メモ

0
Posted at

EPUBは1つの電子書籍ファイルに見えますが、中身はXHTML、CSS、画像、目次(OPF / nav)をまとめたZIPです。本文だけをコピーして機械翻訳すると、章立て、脚注、ルビ、コードブロックが崩れやすいです。

この記事では、自分が権利を持つ技術書やドキュメントを自分用に読むために、構造を保ったままオンラインで翻訳する手順をまとめます。

先に確認すること

  • 翻訳してよい権利があるか。購入済みでも再配布や公開は別問題なので、自分用の読書に限定する
  • 固定レイアウト(画像が主体)か、リフロー型(本文がXHTML)か。テキスト翻訳に向くのは後者
  • 目次、脚注、サンプルコードを残したいか

手順

  1. 元のEPUBを別名でバックアップする。翻訳結果は別ファイルとして扱う
  2. 目次が章ごとに分かれているか見る。1つの巨大なXHTMLだと、誤訳を後から直す場所が分かりにくい
  3. 固有名詞の対訳を先に10語ほど書く。製品名、API名、人物名が章ごとに揺れるのを防ぐ
  4. パッケージ構造を保つ翻訳にかける。ブラウザ上でEPUBを渡し、訳文のEPUBを受け取る例として Translate EPUB がある
  5. 出力をリーダー(Thorium Reader、Calibre、Apple Booksなど)で開き、次を目視する
    • 目次から各章へ飛べるか
    • コードブロックやファイルパスが翻訳されて壊れていないか
    • リンクと脚注の飛び先
    • 見出しレベルが落ちていないか

機械翻訳でありがちな崩れ

症状 対処
コードやパスまで訳される 該当ブロックだけ原文に戻す。コマンドは訳さない
同じ用語が章で違う 対訳表に合わせて置換する。短い語は前後を見てから置換する
画像の中の文字が残る 画像OCRは別作業。図のキャプションだけ先に訳す
ルビや強調が消える サンプル章で元のタグと比べる

時間がないときの最低ライン

全文を人手で直せないときでも、次の3か所だけ直すと実用になります。

  • 書名と各章の見出し
  • はじめに、または結論
  • 番号付き手順と、その前後のコマンド

AI翻訳は下訳としては速いです。ただし数値、オプション名、否定(「できない」が「できる」になる)は誤りやすいので、手順書はコマンドの周辺だけでも原文と突き合わせてください。

まとめ

EPUBの翻訳は、文章の翻訳と、ZIPパッケージの維持の両方が必要です。権利の確認、バックアップ、対訳表、目次とコードの抜き取り確認、の順で進めると、ブラウザ上の結果も読み物として使えます。構造を崩さずに試す入口が https://translateepub.com/ です。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?