この記事の読者対象
- 最近DB設計について学習した初学者の方
- 設計の流れは分かるけどどういった段階があるのかを忘れてしまった方
そもそも論理設計とは
『論理設計とはシステム開発のプロセスのうちの一つである』
システム開発とは
ソフトウェアやハードウェアの要素を組み合わせて特定の目的や機能を持つシステムを作り上げるプロセスのこと。
システム開発と論理設計
システム開発には4段階ある
①要件定義
②設計
③開発
④テスト
この②に入ってくるのが 「論理設計」
論理設計の手順
論理設計にも4つの段階がある
エンティティとは
実勢会にある実態や概念のこと。これをRDBMS内にのルールであらわしたものが「エンティティ」
①エンティティの抽出
システムにどのような「エンティティ」が必要になるかを抽出する工程。システムが満たすべき
機能を決める工程(要件定義)と重なるところもある。
②エンティティの定義
「エンティティ」がどのようなデータを保持するかを決める。
ここで「キー」という列(属性)を定義することが重要
「キー」があることでそのキーが辞書で言うところの「索引」となり
そのレコードを探しやすくなる。
③正規化
テーブルの利用をスムーズに行えるようにする作業のこと。
データの登録、変更、削除が整合性を保ったまま行えるように
エンティティのフォーマットを整理する。
正規化をする上で重要な3ステップ
第一正規形…主キーを設定し一つのセルには一つの値しか含まれない二次元表を作る
第二正規形…は主キーと一部の要素の相関性(部分関数従属)を取り除き完全関数従属になるまでテーブルを分割すること
第三正規形…は第二正規形で分割したテーブルの主キー以外の項目の同士で依存関係を持っているものを別テーブルに分けること
④ER図の作成
正規化を行うとエンティティ(テーブル)の数が増えるので
そのエンティティ(テーブル)の関係性の図(これをER図と言う)を作成し
「エンティティの見取り図」をつくるのがER図の作成です