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シーエー・アドバンスAdvent Calendar 2019

Day 1

Windows 10 + Burp Suite で Android 8.0 のアプリの通信を取得する方法

Last updated at Posted at 2019-11-30

概要

Webアプリケーション脆弱性診断するときに困ったので、備忘録としてまとめました。

  • Android 8.0 で動くアプリについて、 Windows 10 Pro + Burp Suite Pro で HTTPS 通信を取得する方法です。
  • Mac をお使いの方は適宜読み替えてください。
  • 対象の Android 端末の root 化が必要なのと、システムディレクトリ触るので注意が必要です。
  • ご利用される際は自己責任でお願いします。

環境

  • Nexus 5X(Android 8.0)
    • root 化済み
  • Windows 10 Pro バージョン1803 (OSビルド 17134.407)
  • OpenSSL Win64 v1.1.1b
  • Android Debug Bridge version 1.0.40 Version 4986621
  • Burp Suite Pro 1.7.37
    • Communityエディションでもいけると思いますが未検証…

通信のイメージ

Android <--無線LAN--> Win10(Burp:8080) <--無線LAN--> サーバー

前提

Burpの設定をしておきます。
Android端末の通信をプロキシできるようにします。

  • Win10 を 無線LANに接続します。
    • 無線LANの接続方式をプライベートネットワークにしておきます。
      • 信頼できないネットワークでやらないようにしてください。
  • 対象の Android 端末も Win10 と同じ無線LANに接続します。
    • 接続する際、Proxyを設定します。手動設定でWin10のIPアドレスと8080ポートを指定します。
  • Burp を起動して、 Proxy > Options > Proxy Listeners と進み、デフォルトの8080ポートの設定を選択してEditします。
    • Proxy設定を変更していきます。
      • Binding > Binding to address: のラジオボタンで All interfaces にチェックをいれます。
        • 信頼できないネットワークでやらないようにしてください。
      • Request handling > Invisible proxy support allows non-proxy-aware clients to connect directory to the listner > Support invisible proxying (enable only if needed) にチェックをいれます。
    • 設定後 OK し、 Proxy 設定を反映させます。

これだけだと、https接続時に証明書エラーがおきるので、次のステップで証明書エラーが起きないようにします。

証明書の設定手順

  • Burp Suite の Proxy > Options > Proxy ListenersImport/export CA certificate をクリックします。
  • Export > Certificate in DER format にチェックを入れて Next をクリックします。
  • 任意のローカルフォルダを設定して、任意のファイル名で保存します。
    • 例) c:\hoge.der
  • PowerShellなどを用いて、OpenSSLを使って、保存した hoge.der をpem形式に変換します。
PS C:\> openssl x509 -inform DER -in hoge.der -out hoge.pem
  • 作成したpemファイルの subject_hash_old の1行目の値を取ります(下記だと9a5ba575)
PS C:\> openssl x509 -inform PEM -subject_hash_old -in hoge.pem
9a5ba575
-----BEGIN CERTIFICATE-----
~略~
-----END CERTIFICATE-----
  • hoge.pem のファイル名を変更します。(hash + 拡張子が0)
    • 例)9a5ba575 の場合は 9a5ba575.0 にファイル名を変更
PS C:\> ren hoge.pem 9a5ba575.0
  • adb を使って、Android端末に作成したファイルを保存します。
PS C:\> adb push 9a5ba575.0 /sdcard/
  • adb shell を使ってAndroid端末を操作します。
PS C:\> adb shell 
  • su を叩いて superuser になります。
    • もし Android 端末側で確認ダイアログが出たら許可します。
$ su
  • 端末に保存した証明書ファイルをシステムにマウントします。
# mount -o rw,remount /system
# mv /sdcard/9a5ba575.0 /system/etc/security/cacerts/
# chmod 644 /system/etc/security/cacerts/9a5ba575.0
  • 端末を再起動します。
  • 再起動後、端末の設定内のセキュリティ項目で、「信頼できる認証情報」を確認して、 PortSwigger CA が設定されていることを確認します。

結果、 Burp Suite で通信が取れようになっていると思います。

参考サイト

WindowsにOpenSSLをインストールして証明書を取り扱う(基本編):Tech TIPS - @IT
Configuring Burp Suite with Android Nougat
AndroidのプレインストールされたCAにCAを追加する - 試運転ブログ

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