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[Laravel5.5] SPAを構成するためにVue.jsをインストールして動かしてみる

Last updated at Posted at 2018-03-13

はじめに

SPA、いいですよね。モダンな感じで。
調べてみたらなんとLaravelでもVue.js使ってSPA構築できるみたいじゃないですか!
というわけで早速導入するためのマニュアルを。自分用です。

そもそも...

Laravelには強力なbladeというビューファイルが存在します。
しかしながらモダンなWebサービスを構築しようと思った場合、jsなしには語れないみたいなところ、あります。
jQuery?知らない子ですね...。

もちろんbladeファイルの中でjsライブラリをコールして使う、みたいな構成でも全然いいのですが、例えばElectron噛ませてスマホネイティブにしようとしたところで大きな壁にぶち当たるような気がしました。
更に言えば構築していく上で、どうしてもbladeファイルをパーシャル化(と個人的には呼んでいます、要するに部品化して一つのテンプレートファイルから@includeすることが増えた)していく機会が増えました。

こうなってくるとパーシャル化したファイルに流し込む変数はどこから来てるんだっけ?ってなったり、あれ?どっから@includeしてんだ!?ってなることが増えて、なんかいい方法ないかなあと調べたのが事の発端。

いろいろ調べてみたところ、AngularだったりReactだったり、いろいろなjsライブラリがまあ見つかる見つかる。
どれにしようか悩みましたが、

  • Reactは大規模開発のほうが向いている
  • シンプルに処理するならVue.jsの方が簡単っぽい
  • Vue.jsは日本語ドキュメントが多いっぽい...
  • トレンド的なところで言えばVue.jsのがアツい

といった理由から今回はVue.jsを採用してみました。
複雑なことさせたかったらReactがいいみたいですが...。

npmとは?

バックエンドから入った人なんでnode.jsとか名前は知ってるけど使ったことなーいな人だったので、この辺理解するのに少し迷いました。
どうもPHPで言うところのcomposerみたいな感じで、パッケージのバージョンを管理してくれるツールがnpmってことみたいです。
npmのバージョンが合わなくてVue.jsのインストール手間取ったのは別の話

手順

導入まで

前提

  • vagrant導入済み
  • Homestead構築済み

バージョンチェック

console
node -v
# v8.9.4

npm -v
# 5.6.0

npmを使ってライブラリをインストールする

これは恐らくwindowsのみなのですが、npm installだけだとコケる場合があるみたいです。
と言うか私の環境ではコケまくりました。
なので--no-bin-linksオプションをつけてインストールします。
詳しくはこちらの方が詳しく解説されています。

console
npm install --no-bin-links

# node node_modules/cross-env/dist/bin/cross-env.js NODE_ENV=development node_modules/webpack/bin/webpack.js --progress --hide-modules --config=node_modules/laravel-mix/setup/webpack.config.js
# 的なエラーが出る場合があるので先にパッケージ入れて回避する
npm i cross-env --no-bin-links

# ルーティングをいろいろするためにvue-routerライブラリをインストールする
npm i vue-router --no-bin-links

とりあえずテスト

コンソール叩いてコンパイルが成功するかテストしてみる。

console
npm run dev
#  DONE  Compiled successfully in 8746ms

バックエンド設定変更

続いてルーティングの修正を行う。
SPAという名前の通り、基本的には一つのルートに対してアクセスし続けるもよう。
ちょっと待てこれLaravel DebugBar使えなくね?
→フロントエンド側でいろいろモニョモニョできるツールがありました。後述します。

routes/web.php修正

routes/web.php
Route::get('/{any}', function () {
    return view('layouts/vue_app.blade.php');
})
->where('any', '.*');

これでhttp://{host}/appに接続したらSPA画面が表示されるようになったことと思います。

resources/views/layouts/vue_app.blade.php作成

resources/views/layouts/vue_app.blade.php
<!DOCTYPE html>
<html lang="{{ config('app.locale') }}">
  <head>
    <meta charset="utf-8">
    <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">

    <title>Laravel + Vue.js</title>

    <link rel="stylesheet" href="{{ mix('css/app.css') }}"></script>

    <script>
      window.Laravel = {
          csrfToken: "{{ csrf_token() }}"
      };
    </script>
  </head>
<body>
  <div id="app">
      <div class="container">
          <router-view></router-view>
      </div>
  </div>
</body>
<script src="{{ mix('js/app.js') }}"></script>
</html>

resources/assets/js/app.jsに追記

resources/assets/js/app.js
+ import Vue from 'vue'
+ import VueRouter from 'vue-router'
  require('./bootstrap');

  window.Vue = require('vue');

+ Vue.use(VueRouter)
+  const router = new VueRouter({
+   mode: 'history',
+   routes: [
+     { path: '/', component: require('./components/Index.vue') },
+   ]
+ })
- Vue.component('example-component', require('./components/ExampleComponent.vue'));

  const app = new Vue({
      router,
      el: '#app',
  });

resources/assets/js/components/Index.vueを作成

resources/assets/js/components/Index.vue
<template>
  <div>
      <h1>{{ title }}</h1>
      <p>{{ message }}</p>
      <button @click="editButton" class="btn btn-primary">edit</button>
  </div>
</template>


<script>
export default {
  data() {
    return {
      title: "Laravel + Vue.js",
      message: "Initialize"
    };
  },
  methods: {
    editButton: function() {
      alert("edit");
      this.title = "Welcome to Vue.js!";
      this.message = "This is a sample application.";
    }
  }
};
</script>

コンパイルする

console
npm run dev

# 何回もビルドコマンド投げるの面倒なんじゃって人はこれ
npm run watch-poll

これでhttp://{host}/に接続してみる。
動的に画面が切り替われば成功です。

2018-03-13_15h07_11.png


2018-03-13_15h07_16.png

とりあえず俺の環境では動く。任務完了。

便利なデバッグツールたち

イカれた(いい意味で)ツールを紹介するぜ!

基本はGoogleのDeveloperツールが強力すぎて、あんまり必要ないっぽいですね。
かがくのちからってすげー!

所感

過去にajaxで自前関数作ったことあったけどaxios便利すぎ。すっげーエレガントに書ける。
やっぱりフロントエンド苦手...本当はTypeScript入れてBabel通したい。
これを機にしっかり勉強していきたいところ。

この後の作業として、APIで認証取る記事も書きましたので読んでいただければ幸いです。

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