はじめに
autoracex 対面開催しました。
2026年10月2日(金)。autoracex #406。
すごい話を聞きました。
ここでは言えません。
以上です。
……で終わってもいいのですが、それだと Qiita の運営さんに「これは記事ですか?」と聞かれそうなので、もう少しだけ書きます。
autoracex とは
Elixir のリモートもくもく会です。
Zoom はつなぎません。各自がそれぞれの場所で、Elixir で何かを作ります。会場は「緑の地球」。地球のどこにいても参加できます。
今回、その autoracex が はじめて対面で開催 されました。地球のどこか、ではなく、飯塚市のどこかで。
なぜ、その日だったのか
同じ日、同じ飯塚で、e-ZUKA Tech Night Vol.64 -最先端IoT技術に迫る!- が開催されていました。
登壇は、トンボワークス合同会社 代表の衣川亮太さん。
演題は「小水力発電に抜擢された IoT 技術」。
Elixir × Nerves で小水力発電を制御している話です。
OSS コミュニティで Nerves を触っていた人たちが、実社会で動くシステムを作り、スウェーデンの NervesConf EU で登壇するまでに至った話。
約70名が、その話を聞きました。
開催レポートはこちら。
つまり、その日の飯塚には、Elixir の話を聞いたばかりの人間が約70名いたわけです。
autoracex は「Elixir で何か作る」会です。
Elixir の話を聞いた人たちが集まれば、それはもう autoracex です。
成立しています。誰がなんと言おうと、成立しています。
私は本会に参加していません
ここで告白します。
私は e-ZUKA Tech Night Vol.64 の本会には参加していません。
その時間、私は福岡市内で教鞭をとっていました。
学生さんたちの前で講義をしていました。闘魂を込めて。
そして講義を終え、銭安へ。
autoracex 対面開催だけ参加しました。
本会に出ていない主催者が、本会のあとの会を主催する。
これもまた autoracex です。
@pojiro さんと、はじめて会った
衣川さん。通称 @pojiro さん。
X も Qiita も、このアカウント名です。
私は前から @pojiro さんを知っていました。
Zoom などのオンライン勉強会では、何度も何度も顔をあわせていました。
だから、こう思っていました。
「福岡市内の勉強会かどこかで、一度くらいはお会いしたことがあるかもしれないな」
違いました。
会った瞬間にわかりました。
「あ、リアルは初対面だ」と。
本人もそう言っていたので、間違いありません。
画面越しに何度も会っている。声も知っている。顔も知っている。どんなことをやっているかも知っている。
なのに、はじめて会った。
この感覚、なかなか言葉にしづらいのですが、強いて言えば「ずっと前から知っている人に、はじめましてと言う」感じです。
ちょっと照れくさくて、でも全然はじめてじゃない。
参加者
- @pojiro さん(e-ZUKA Tech Night Vol.64 登壇者)
- @mnishiguchi さん(Vol.64 で LT もしていました)
- e-ZUKA Tech Night からの転戦者 4名
- 私
Elixir の話は、したはずです。
したはずです。
たぶん、しました。
それよりも、冒頭の「すごい話」が強烈すぎて、ほかの記憶がやや薄れています。
繰り返しますが、ここでは言えません。
会場は、銭安
銭安 で開催しました。
このお店は、現役オートレーサーの花元初美選手の娘さんと娘婿さんが切り盛りされているお店です。
そして当日、初美さんご本人もいらっしゃいました。
autoracex の autorace です。
オートレースです。
Elixir のもくもく会の名前に、なぜオートレースが入っているのか。
説明すると長くなるので省きますが、とにかく autoracex の初の対面開催が、オートレースと縁のあるお店で行われた という事実だけは、ここに記録しておきます。
偶然ではありません。たぶん。
Qiita グッズ、3セット旅立つ
以前の記事で書いた、Qiita さんからいただいた大切な贈りもの 「Qiita Tシャツ + Qiitan ストレスボールのセット(10セット)」。
このうち 3セットを配布できました。
Qiita さん、ありがとうございます。
いただいた Tシャツとストレスボールは、飯塚市の夜に、Elixir を愛する人たちの手に渡りました。
残り7セット。
次の対面開催があれば、また旅立つでしょう。
オンラインで育って、オフラインで実る
語るも涙、聞くも涙の話を始めます。ハンカチのご用意を。
オンラインは「続ける」のが得意
autoracex は Zoom すらつなぎません。
決まった時間に、各自がそれぞれの場所で Elixir を書き、#autoracex でつぶやく。それだけです。
それだけなのに、#406 まで続きました。
移動がいらない。準備がいらない。顔を出さなくてもいい。
参加のハードルが限りなく低いから、続く。 オンラインコミュニティの強さは、ここにあると思います。
オフラインは「結びつける」のが得意
一方で、今回の対面開催で起きたことは、オンラインでは起きなかったことばかりです。
- 何度も画面越しに会った人と、はじめて会った
- オートレーサーのお店で、初美さんと同じ空間にいた
- ここでは言えない、すごい話を聞いた
最後のひとつが象徴的です。
記録に残らない場だから、出てくる話がある。 Slack にも X にも書けない話は、同じテーブルを囲んだときにだけ出てきます。
どちらか、ではなく、往復
@pojiro さんの講演そのものが、この往復の実例でした。
オンラインの OSS コミュニティで Nerves に惹かれた人たちが集まり、
その活動が、現場で動く小水力発電の制御システムになり、
スウェーデンの NervesConf EU という対面の場での登壇につながった。
そして、その話を飯塚の約70名が対面で聞き、
その夜、オンラインで何度も会っていた私と、はじめて対面で会った。
オンラインで育った関係が、オフラインで実る。
オフラインで実ったものが、またオンラインの活動を支える。
コミュニティは、オンラインかオフラインかの二択ではないと思います。
オンラインで細く長く続けて、ときどき対面で太く結ぶ。
その往復が、コミュニティを強くするのだと思います。
さいごに
コミュニティは、オンラインでも成り立ちます。
autoracex は Zoom すらつながない会で、#406 まで来ました。それが何よりの証拠です。
対面もいいもんですよ。
『北の国から』の黒板五郎の口ぶりで。頭の中では、さだまさしさんの「あー、あああああー」が流れています。飯塚市ですが、気分は富良野です
画面越しに何度も会った人と、はじめて会う。
「はじめまして」なのに、全然はじめてじゃない。
オートレーサーのお店で、Elixir の話を(たぶん)して、ここでは言えないすごい話を聞く。
これはオンラインでは起きません。
We are the Alchemists, my friends!!!

