Visual Studio Express 2017 for Windows Desktop は利用条件が緩い環境だったため、以前この開発環境をよく利用していました。
現在の状況からみると扱える対象環境があまりに古く、今これで何か作り始めようとしたら初めから技術負債を抱えるようなものなので使いたい場面自体がほとんどありませんが、まれに古い環境の確認として利用したくなる場合があります。
ただ、これを記載している時点で Microsoft の Visual Studio Express とキャプションされたページから Visual Studio Express 2017 をダウンロードすることは出来なくなっています。Dev Essentials からも入手できないようです。
それならと諦めても良いのですが、ちょっと調べてみたら方法があったので書いています。
Express 2017 は Visual Studio Installer によって管理されていて更新等もそこから行う形になっています。
そのあたりを調べてみたら以下のようなページがありました。
- Visual Studio のインストールに使用するコマンド ライン パラメーターの例
コマンドラインパラメータでインストール対象の指定などが可能であるようなので、上記で紹介されているリリースチャネルのフィード内容と合わせれば Express 2017 のインストール指定が可能になります。
インストーラ自体はたぶんどれでも良くて、Visual Sutudio 2022 などのWebインストーラをダウンロードしてきて、以下のようなコマンドラインを指定すると Express 2017 のインストール画面となります。
.\VisualStudioSetup.exe --channelUri https://aka.ms/vs/15/release/channel --productId Microsoft.VisualStudio.Product.WDExpress