はじめに
ネットラジオを聞きたくて、Raspberry PiにVolumio 3をインストールしました。
USB-DACは、秋月電子で激安で売られている10W+10WステレオD級アンプモジュール(USBI/F付き)をテキトウな箱に入れて接続しました。
このモジュール、高音・低音域などちょっとした調整ができるようですが、VolumioのGUIから設定できません。悩んだ末にALSA経由で変更できましたので、簡単に設定方法を残しておきます。Volumio 3で実施しましたが、たぶん2でも同じかと思います。
SSHコンソールを有効に
まず、テスト設定画面でSSHを有効にします。
http://<VolumioのIPアドレス>/dev/
※なお、VolumioのIPアドレスの記載は、Volumioの「設定」「システム」⇒「プレーヤー名」に記載した名前に「.local」に置き換えても接続できます。(例: プレーヤー名が「myvolumio」 ⇒ myvolumio.localと書きます )
SSH経由でログインし、ALSAのミキサー画面で音質調整を行う。
SSH経由でログインします。Windows10 であればコマンドプロンプトから以下で接続します。詳しくはSSH access on volumio を見てください。
ssh volumio@<VolumioのIPアドレス>
ログインしたら、以下コマンドでサウンドデバイスの音量設定画面を出します。
sudo alsamixer
起動した直後は、HDMIデバイスの設定画面が表示されますので、[F6]キーでデバイスを選びます。
設定はリアルタイムで反映されますので、音楽などを再生しながら設定すると良いでしょう。
自分が使用しているDACは、「Bass Boost」「AGC」などの設定がありますが、これらは[M]キーで変更できます。
設定が完了しましたら、[ESC]キーで終了します。
変更結果を保存する。
変更した設定は、再起動すると元に戻ってしまいますので、設定を保存します。
sudo alsactl store
で /var/lib/alsa/asound.state に保存されます。