ワイ「Excel資料作成だりぃ~。コード書きたくてエンジニアになったのに、なんでExcel資料ばっか作ってんだよ~(ぴえん)」
???「Excel資料作成も立派なエンジニアの仕事だ。頑張りたまえ。」
ワイ「正論言われても生産性は上がんないっすよ~」
そんな愚痴をClaudeにぶつけてみたら、まさかの返事が来た。
Claude「いけるで」
ワイ「!?」
というわけで、CSVからのグラフ作成、データ収集からの一貫作業、そして設計資料の作成まで、Claudeにどこまで任せられるのか試してみた。結論から言うと、想像以上に「それっぽい」ものが出てきて震えた。
まずはグラフ作成から
いきなり本丸の設計資料に突撃するのは怖いので、まずは小手調べ。手元にあったCSVをClaudeに渡して、グラフにしてもらうよう頼んでみた。
Claude ( ´∀`)bグッ!
数十秒待つと、Excelファイルにちゃんとグラフが生成されて出てきた。
軸ラベルもタイトルも自動で付けてくれていて、「とりあえず動くグラフ」ではなく「見せられるグラフ」になっている。データを渡すだけでここまでやってくれるなら、資料作成の下準備としては十分すぎる。
表とグラフの順序が逆になっている点が気になったが、ゼロから作成する作業が軽いグラフの手修正で済むようになったのは革命だろう。
じゃあ、データ収集から一貫でいけるのか?
グラフ化はできた。じゃあ次はもう一歩踏み込んで、グラフの元になるデータ収集からやらせたらどうなるのかを試すことにした。
ワイ「じゃあ、データ収集からグラフ作成まで一貫で行けるか?」
Claude (`・ω・´)
まず素朴に「データを拾ってくるところからお任せできたりするの?」と聞いてみた。
e-Statのような官公庁サイトならURLを渡すだけでいい、曖昧に「〇〇の最新データ探して」でもWeb検索から候補を探しに行ける、ボタン操作が要るサイトはブラウザ操作(Claude in Chrome。Claudeが実際のブラウザを操作してクリックや画面読み取りをやってくれる機能)で対応できる……とのこと。さすが我が社の最強の部下、口だけじゃなさそうだ。
じゃあ実戦投入だ。ワイの気になっていた「IT副業案件」を具体的な条件付きで依頼した。
実際にClaudeへ打ち込んだ依頼文はこれだ。
じゃあ、ITエンジニア系の副業(エージェントが紹介する案件)を以下の条件で散布図にして欲しいよ。
・横軸:納期までの期間
・縦軸:成功報酬
・色分け:副業のジャンル(HP修正、ツール作成、など)
これ行ける?いけそうなら、先にどんなプランでデータを集めてどうやってグラフにするか教えて。
Claude (`・ω・´)b
すぐにプランが返ってきた。データ収集元、抽出項目、整形方法、注意点まで整理されている。
プラン通りに進めてもらったところ、Claude in Chromeがクラウドワークスから38件のIT副業案件を実際に拾ってきて、Excelに整形→散布図作成→検証まで一気に走った。
拾ってきたデータの中身がこちら。
データを渡すだけでなく、集めたデータに対して簡単な考察まで添えてくれる。
そして出てきた散布図がこちら。納期までの日数と成功報酬の関係が視覚的に一発でわかる。
……と、ここまでは順調だった。
事件発生:スプレッドシートで開いたら崩壊した
Excelファイルとして受け取った散布図、Googleスプレッドシートで開いてみたら見るも無惨な姿になっていた。
ファ―――――――――――――――――――――wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
グラフがぐちゃぐちゃじゃねーかwww
Excel形式のグラフ描画ロジックとスプレッドシートの描画ロジックが完全には噛み合っていないんだろう。Excelで開く分には問題ないが、**「別のツールで開いても崩れない保証はない」**という当たり前の事実を思い出させてくれた。
設計資料も作れるのか…?
グラフとデータ収集はいけた。じゃあ、エンジニアが本当に嫌がる設計資料はどうなのか。ここが今回のメイン。
ワイ「クッソめんどい設計資料作成も行けるのか…?」
Claude (; ・`д・´)
まずはフローチャートから試した。
……ちょっと待ってほしい。
え、それただの画像じゃねーか。
図形を組み合わせて描画されると思っていたら、画像生成でそれっぽく描かれただけだった。図形オブジェクトとして編集できるわけではないので、後から線を1本足したいというときには向かない。ここは正直に減点ポイントとして書いておく。
とはいえ、「ラフの叩き台」としては十分すぎる出来だ。じゃあ図を含めた設計資料一式は作れるのか、さらに要求を重ねてみた。
ワイ「図形の配置は苦戦するようだね。図を含めた設計資料の作成は行ける?」
Claude (´ω`)
渡したのは「ECサイトを新しく作るとしたら」という口頭の要件だけ。テンプレートも仕様書も渡していない、Claude自身に骨組みを考えさせた状態だ。それでも出てきたのがECサイト構築を想定した設計資料一式。まずはシステム概要から。
プロジェクトの背景・目的、スコープ、想定ユーザー、用語定義まで、テンプレート然とした構成でまとまっている。続いてシステム構成とデータベース設計。
そして機能一覧。
ワイ「すげぇ、ECサイト開発関わったことないからよくわからんけど、めっちゃそれっぽい資料できてるやん…」
大分類・機能名・概要がテーブルで整理されていて、レビュー前の叩き台としてそのまま会議に出せそうな仕上がりだった。ゼロから叩き台を作る工数を考えると、ここが浮くだけでもかなりデカい。
気になったこと
一通り試して見えてきた課題感はこの3つ。
- グラフの描画はきれいとは言えない。デフォルトの配色・レイアウトのままなので、そのまま提出資料に使うには手直しが要る。「AIがベースを作る→人が手で仕上げる」の分業を前提にすると、体感の工数はかなり削れる
- Claude for Excel(Microsoft製品向けのClaude)という選択肢もあるらしい。Microsoft 365のライセンスがそこそこ高くてまだ試せていないが、Excel専用に最適化されている分、今回より高い精度が出る可能性がある(未検証)
- 拾ってきたデータや生成された資料の中身は鵜呑みにできない。クラウドワークスの38件が漏れなく正確か、EC設計書の記載内容に事実誤認がないかまでは検証していない。「叩き台」として使う前提なら、内容のファクトチェックは人間の仕事として残る
+α:実務で使うならどうするか
今回はゆるく「試しに頼んでみた」だけなので、精度はそこそこで十分だった。ただ実務だと「テンプレートに沿った資料」「事細かな要件」が求められて、テキトーに作らせた資料では通らないケースの方が多いはずだ。
そこで、次に僕が実務で試すつもりの進め方をメモしておく。汎用的に使える問いかけリストなので、そのまま流用してもらって構わない。
## 資料作成をClaudeに依頼するときのチェックリスト
- [ ] 既存のテンプレート(Word/Excel/PowerPointのフォーマット)を渡したか
- [ ] 要件が書かれた資料(仕様書・議事録など)を読める状態にしたか
- [ ] 「このアウトプットに絶対必要な情報」を先にAIへ列挙させたか
- 列挙させた後、抜けがないか人間側でレビューする
- [ ] 対象読者・利用シーン(社内会議用/顧客提出用など)を伝えたか
- [ ] 「ベースだけ作ってほしいのか」「そのまま使える精度で仕上げてほしいのか」を明示したか
テンプレートと要件をセットで渡し、必要な情報の一覧をAI自身に作らせてから本文に着手させる。この一手間を挟むだけで、「それっぽいけど使えない資料」になる確率はだいぶ下げられるはずだ。
まとめ
| やったこと | 結果 |
|---|---|
| CSVからグラフ作成を依頼 | ラベル付きのグラフが一発で生成された |
| データ収集からグラフ作成まで一貫依頼 | プラン提示→データ収集→考察→グラフ化まで完走 |
| Excelグラフをスプレッドシートで開く | 描画が崩れた |
| 設計資料(フロー図・システム概要・DB設計・機能一覧)を依頼 | 図は画像生成止まりだが、文書部分は会議に出せる水準 |
コード書きだけじゃなく、Excel資料や設計資料の叩き台作りもClaudeに任せられる時代になった。まずは今抱えている面倒な資料の元データを1つ、Claudeに投げてみるところから始めてみてほしい。
確認日:2026年7月26日 / 使用モデル:claude-sonnet-5
タグ: ClaudeCowork Excel 資料作成 データ分析 ClaudeInChrome
















