『SwiftはiOSやMacOSのための言語』だと思っている人がまだまだ多いが、既にオープンソース化されているので、他のプラットフォームでも動かせる。
とはいえ、まだまだ歴史も浅いので、これから増えていく傾向。
Swiftの初登場は、2014年6月2日(現地時間)のApple社のWWDC。リークもなく突然発表された。(Swift1.0 正式版リリースは9月15日)
2015年9月15日に、Swift2.0 正式版リリース。
2015年12月3日にオープンソースとしてGitHubに公開された。
2016年9月13日に、Swift3.0 正式版リリース。
開発速度は非常にハイペース。既に Swift4.0 の開発も進んでおり、ウワサでは2017年下期のリリース目標という情報も。
そんなわけで、SwiftでもWeb開発ができる。
現在あるSwfitのWEBフレームワークをまとめてみた。
フレームワーク | 特徴 |
---|---|
Perfect(パーフェクト) | ・オープンソースとほぼ同時リリース ・Linux/MacOSで動くWEBアプリ/WEBサーバーが作れる ・つまりSwiftだけでフロント〜バックエンドまでできる |
Kitura(キトゥーラ) | ・IBM社が2016年2月22日に発表したフレームワーク ・IBMのクラウド環境「Bluemix」上で動作するWEBアプリ/WEBサーバーが作れる |
Swift Express | ・非同期、シンプル、強力なWEBアプリケーションが作れる(らしい) ・MVC開発フレームワーク |
Vapor(ベイパー) | ・Ubuntu(Linux)/MacOSで動作 ・WEBサイト、REST API、クラウドサービスを作るための機能を提供 ・PHPのフレームワーク「Laravel」に影響を受けている |
Swifton(スウィフトン) | ・Linux/MacOSで動作 ・MysqlやPostgreSQLなどのデータベースもサポート ・Ruby on Railsに影響を受けに影響を受けRails風に書ける ・Webサイトではアメリカの人気歌手Talor Swiftが線路に乗せられている(つまり、Swift on Rail)というギャグ画像があった |
Slimane(スリマン) | ・Expressに影響を受け、Swift3に対応している ・WEBフレームワーク自身がHTTP Serverとして機能する ・非常に高速に動作するらしい ・非同期に関わる機能はほぼ対応している ・ロゴマークから察するに、名前の由来は著名フランス人デザイナー、エディ・スリマン? |
HTTPSwiftServer | ・MaxOSフレームワーク「Cocoa」を拡張するフレームワーク ・HTTPをiOSアプリと連携できるような設計 ・多機能ではなくシンプルな機能しか提供していない ・Cocoa拡張のため統合性が高く、iOSとの単純通信するサーバーサイドにはベスト |
Swift4.0以降でそれぞれがどんな発展をするのかも要注目。