Perl製リバースプロキシ『Perlbal』の導入メモ #server

Perlbal とは、Perlで書かれたサーバーモジュール。
リバースプロキシとウェブサーバの機能を有する。

一般的によく利用される運用としては、
リバースプロキシとして、APサーバや画像サーバの前に配置し、
アクセスを捌くのに用いられる。

特徴

軽く触ってみた感じでは、以下が特徴的であった。

1. 導入が簡単

インストールは基本的には cpan install Perlbal だけ

2. 設定が単純

例えば、ローカル環境で

リバースプロキシポート80
APサーバポート 8080
画像サーバポート 81

という運用する場合の設定は以下のようになる。

/etc/perlbal/perlbal.conf

## APPサーバ (ポート 8080)
CREATE POOL app_pool
POOL app_pool ADD 127.0.0.1:8080
## もし、複数の APPサーバを追加する場合は、
## 同じように羅列するだけ
# POOL app_pool ADD 127.0.0.1:8081


# リバースプロキシ (ポート 80)
CREATE SERVICE balancer
  SET listen = 0.0.0.0:80
  SET role = reverse_proxy
  SET pool = app_pool
  SET enable_reproxy = true
  SET reproxy_cache_maxsize = 512000
  SET persist_client = on
  SET persist_backend = on
  SET verify_backend = on
ENABLE balancer

# 画像サーバ (ポート 81)
CREATE SERVICE images
  SET listen = 0.0.0.0:81
  SET role = web_server
  SET docroot = /var/www/images
  SET dirindexing = 1
  SET persist_client = on
ENABLE images

複数サーバ構成の場合は、IPを適時書き換える。
十数行で、リバースプロキシが導入できる。

起動方法

$ sudo perlbal -d

3. X-REPROXY-URL が使える

画像などを配信する際、効果的な X-REPROXY-URL が使える

4. ハイパフォーマンスらしい

100% 非同期
ライトウェイト

などなど

開発元

リファレンス

実用例

疑問点

最近の情報が少ないので、いまでも現役で使われているのかどうか気になる。