本ドキュメントは、Service Cloud Voice の導入後 Amazon Connect と Salesforceを連携するための技術的なドキュメントです。
技術管理者・開発者によるローコード、コーディングを用いて統合ときに必要な概要について説明します。
前提
本ドキュメントに記述されている技術情報は 2025年8月15日時点のものです。現時点と記述している箇所は本日付を指します。
Salesforce は Summer'25 (APIバージョン 64.0)、
パートナーテレフォニーコンタクトセンター Service Cloud Voiceのバージョンは 18.0 です。
連携の種類
大きく以下の統合があります。
- テレフォニー統合API(Telephony Integration) と Connect API
- Salesforce REST API連携
- パートナーテレフォニーコンタクトセンターなどを介した、AWS APIコール
- その他
1, 3のテレフォニー統合API と Connect API は、セットアップ完了後にすぐ利用可能になりますが、2と一部の機能の4については別途セットアップが必要になります。
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テレフォニー統合APIとConnect API (公式link)
- Amazon Connect からのパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice を利用して、プロビジョニングされるとすぐに利用可能になります
- コンタクトフロー から
InvokeTelephonyIntegrationApiFunctionLambda関数を介してアクセスします
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Salesforce REST API連携
- Amazon Connect からのパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice を利用して、プロビジョニングした後に、別途で認証用の接続アプリケーションをセットアップすると利用可能になります
- コンタクトフローから
InvokeSalesforceRestApiFunctionLambda関数を介してSalesforceの任意のレコード作成・更新・クエリを行うことができます
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パートナーテレフォニーコンタクトセンターなどを介した、AWS APIコール
- Amazon Connectのユーザー追加、キュー、ルーティングプロファイル作成など
- ただし、XML定義によって作成したコンタクトセンターは手動での管理が必要です
- その他
概要アーキテクチャ
ここまでの連携を概要に表すと以下のようなアーキテクチャになります。
参考URL
公式の情報は次のURLです。
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.voice_developer_guide.meta/voice_developer_guide/voice_intro.htm
