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初心者|AWSのLightsailのWordPressのphpMyAdminへアクセスする方法

Last updated at Posted at 2021-02-09

※本稿は記事:【初心者】AWSのlightsailでWordPressを導入するまでの続きとなるものです。

※タイトルに【旧】と記載のある内容は古いもので、2021年12月現在では方法が少し変わっています。【2021年12月時点】という内容をご覧ください

※本稿では、LightsailのWordPressインスタンス内に付属されているphpMyAdminへアクセスする方法を記します。

アクセス先のURL

image.png

例えば静的IPが 54.123.123.73 だった場合は、phpMyAdminへアクセスするURLは http://52.123.123.73/phpmyadmin/ になります。

独自ドメインが abcde.com だった場合は、URLは http://abcde.com/phpmyadmin/ になります。

For security reasons, only accessible using localhost

image.png

For security reasons, this URL is only accessible using localhost (127.0.0.1) as the hostname.

(訳)セキュリティ上の理由から、この URL はホスト名として localhost (127.0.0.1) を使用してのみアクセス可能です。

初期状態(インスタンスを起動してから何もしていない状態)では、上記の表示がされphpMyAdminへアクセスできません。

以下に、アクセスできるようにするまでの手順を記します。


【旧】phpMyAdminへアクセスできるようにする方法

簡単にいえば、phpMyAdminhttpd-app.confファイルでBASIC認証を有効化するだけです。具体的な手順を3STEPで示します。

  • Step1)/opt/bitnami/apps/phpmyadmin/conf/httpd-app.confファイルの一部を変更
  • Step2).htpasswdの作成
  • Step3)Apacheの再起動

Step1)httpd-app.confの一部を変更

  • ターミナルを起動しインスタンスへアクセスしてください
  • 以下のコマンドを実行してファイルの一部を変更してください
  • 変更箇所は # AuthType Basic から # Require valid-user までの部分です
  • コメントアウトを外してください
  • AuthUserFile には、これから作成する .htpasswd ファイルのパスを記述してください
terminal
$ vi /opt/bitnami/apps/phpmyadmin/conf/httpd-app.conf
/opt/bitnami/apps/phpmyadmin/conf/httpd-app.conf
AuthType Basic
AuthName phpMyAdmin
AuthUserFile "/opt/bitnami/apps/phpmyadmin/conf/.htpasswd"
Require valid-user

スクリーンショット 2021-02-09 19.53.01.png

【Before】
スクリーンショット 2021-02-09 19.50.56.png

【After】
スクリーンショット 2021-02-09 19.49.59.png

Step2).htpasswdファイルの作成

  • 本稿では .htpasswd をディレクトリ /opt/bitnami/apps/phpmyadmin/conf/ へ作成します(httpd-app.conf があるところと同じ)
  • 別の場所に作成した場合は、上記Step1のAuthUserFileのパスを適切なものへ(作成した場所へ)してください
  • 本稿では、ユーザー名admin、パスワードをtest123として示します
  • BASIC認証用のパスワード生成は.htpasswdファイル生成(作成)などでどうぞ。
  • なお、上記のユーザー名とパスワードではadmin:iJ2wAhwPasu.Mが生成されます。これを.htpasswdへ書き込みます
terminal
$ cd /opt/bitnami/apps/phpmyadmin/conf/
$ echo "admin:iJ2wAhwPasu.M" > .htpasswd

image.png

Step3)Apacheを再起動

  • 次のコマンドで再起動してください
terminal
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache

image.png


【2021年12月時点】phpMyAdminへアクセスできるようにする方法

簡単にいえば、phpmyadmin.confファイルでBASIC認証を有効化するだけです。具体的な手順を3STEPで示します。

  • Step1)/opt/bitnami/apache/conf/bitnami/phpmyadmin.confファイルの一部を変更
  • Step2)/opt/bitnami/apache以下に、ディレクトリ/users と、更にその下にファイル.htpasswdの作成
  • Step3)Apacheの再起動

image.png

Step1)phpmyadmin.confの一部を変更

  • ターミナルを起動しインスタンスへアクセスしてください
  • 以下のコマンドを実行してファイルの一部を変更してください
  • 変更箇所は # AuthType Basic から # Require valid-user までの部分です
  • コメントアウトを外してください
  • AuthUserFile には、これから作成する .htpasswd ファイルのパスを記述してください
terminal
$ vi /opt/bitnami/apache/conf/bitnami/phpmyadmin.conf
/opt/bitnami/apache/conf/bitnami/phpmyadmin.conf
AuthType Basic
AuthName phpMyAdmin
AuthUserFile "/opt/bitnami/apache/users/.htpasswd"
Require valid-user

image.png

Step2)usersディレクトリと、.htpasswdファイルの作成

  • ディレクトリ/opt/bitnami/apache/の配下に、ディレクトリusersを作成してください
  • 作成したディレクトリusersの配下に、ファイル.htpasswdを作成してください
  • .htpasswdファイル生成(作成)などでBASIC認証用のユーザー名:パスワードのセットを生成してファイル.htpasswdへ書き込んでください。

image.png

image.png
↑ 本稿ではユーザー名admin、パスワードをtest123として進めます

terminal
$ cd /opt/bitnami/apache/
$ sudo mkdir users
$ cd users
$ echo "admin:iJ2wAhwPasu.M" > .htpasswd

Step3)Apacheを再起動

  • 次のコマンドで再起動してください
terminal
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache

image.png


では、phpMyAdminへアクセス

上記でも記載しましたが、例えば静的IPが 54.123.123.73 だった場合は、phpMyAdminへアクセスするURLは http://52.123.123.73/phpmyadmin/ になります。

独自ドメインが abcde.com だった場合は、URLは http://abcde.com/phpmyadmin/ になります。

アクセスしてBASIC認証が表示されるはずです。
本稿の通りならユーザー名admin、パスワードをtest123で通るはずです。
phpMyAdminのログイン画面が表示されれば成功です。

image.png

以上が、AWSのLightsailのWordPressインスタンスに付随してるphpMyAdminへアクセスする方法でした。

補足:phpMyAdminへログインする方法

image.png

ユーザー名はrootです
パスワードは下記のコマンドで調べます

terminal
$ cat /home/bitnami/bitnami_application_password

image.png

ちゃんとログインできました?
成功を祈ります:v:

余談

phpMyAdminへログインするときのアカウント、WordPressのアカウント(wp-config.phpに記載のあるアカウント)でもよくない?

って思って、アクセスしてみました。

もちろん、アクセスできます。ただ、権限が違います。

【wp-config.phpのDB部分】
image.png

image.png

セキュリティちゃんとしてるなぁ...って感じです

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