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【UiPath】Autopilot for Developersを試してみた(テキストからワークフローを生成する編)

Last updated at Posted at 2024-07-26

1.はじめに

 Autopilot for Developersは2024年7月2日にGAされた機能となります。いくつかの機能がありますが、今回はStudio Web上で「テキストからワークフローを生成する」を試してみたいと思います。
 また、DevDivesというウェビナーで第1弾第2弾の一部内容に触れていますので、そちらも併せてご覧頂けると幸いです。

2.前提条件

 Automation Cloudにおいて、以下のいずれかのライセンスを保有していることを前提とします。
  ・Automation Developer - ネームド ユーザー
  ・Citizen Developer - ネームド ユーザー
  ・Tester - ネームド ユーザー
 細かな消費条件や制限については公式Docをご参照ください。
 また、Integration Serviceの以下コネクションを事前に作成しています。(もちろんStudio Web上でも後からコネクションの作成は可能となります。)
  ・Microsoft OneDrive & Sharepoint
  ・Microsoft Outlook 365

3.使ってみよう

3.1.ユースケース

 ユースケースとして、「OneDriveに特定のExcelファイルが作成されたときに、特定の宛先にメールを送り、ファイル連携する」を考えていきます。

3.2.プロンプト文実行

 プロンプト文としては以下の2つを用意しました。
 image.png
 image.png

3.3.結果

ケース①

概要

image.png

詳細

image.png

所感

 メール送信がOutlookにしたいなと思っていたのですが、Gamilになってしまいました。安定性は課題のある記載内容になっていることがわかります。また、細かい内容指定をしていないのでフォルダー情報などが設定されず、エラーとなっています。

ケース②

概要

image.png

詳細

image.png

所感

 こちらでは指定したアプリケーションを利用して骨組みを作成してくれました。一方で、細かい内容指定をしていないのでフォルダー情報などが設定されず、エラーとなっています。

4.纏め

 Autopilot生成機能(テキストからワークフローを生成する)は、ワークフローの骨格しか作ってくれません。少し残念に思う部分もありましたが、文章をもとにアクティビティを選択してくれるので、うまく利用できれば非常に便利な機能となります。また、細かい部分についてはこの後人の手で微調整して、対応することになりますので、大幅に開発時間が短縮できるケースも考えられます。

できること

  • ワークフローの骨格(骨組み)を生成
  • 対応するアプリケーションはIntegration Serviceのコネクタが対象(Preview版は未対応)

できるない

  • フォルダーなどの細かいオプションの指定
  • UI Automationの操作
    ※UI Automation 用Autopilotレコーダーにて提供(Preview機能)

ベストプラクティス

  • 使用するアプリケーションを選択することで再現性が高くなる
  • 箇条書きで記述することにより可読性が高くなる
  • 1文は1つの操作を記述することでアクティビティ毎の命令が明確になる
    ※句読点で文の切れ目を理解してくれますが、意図した部分で明確にすることが重要です。
  • UI操作は骨組み作成後にAutopilotレコーダーを利用する

5.最後に

 今回のご紹介内容により、少しでもAutopilotに興味を持っていただき、何か1つでもRPAを触ってみるきっかけになれば幸いです。
 本記事はあくまでも個人の見解を述べているものとなりますので、参考情報として頂ければと存じます。

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