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Windows11へios-webkit-debug-proxyをインストールして、chrome://inspect/で iOS Safariデバッグする。

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はじめに

iOSデバイスで動作しない、Javascriptがある。Windows,MacOS,Androidの各デバイス、ブラウザでは動作するのに、iOSデバイスでのみChromeでもSafariでもだめだ。さて、デバッグしたいのだが・・・iPhoneのブラウザでデバッグ情報ってどこに出てくるの?

これが、ことの始まり。対応策としては、掲題の方法があるとのことで試してみた。

セットアップ

セットアップ方法については、先達に従う。説明丸投げ。
https://zatta.link/web/debug-ios-safari-with-windows.html

執筆時点で64bitWindowsのPoweshellでの操作においては、64bit 1.8.8 がインストールされた。

PS C:\Users\microsoftaro> scoop install ios-webkit-debug-proxy
Installing 'ios-webkit-debug-proxy' (1.8.8) [64bit]
...
..

注意点としては、Windowsに npm がセットされていることが前提になっていること。
事前、または途中で nodejs および npm をインストールしませう。なんか、Windows版のnodejsインストール、nodejs本体だけじゃなくて、visualstudio-toolsとかpython3とかchocolatelyも一緒にインストールするみたい。数ギガバイトのディスク容量が必要。
https://qiita.com/taiponrock/items/9001ae194571feb63a5e

iPhone 側の設定

iOS Safari の設定で、いちばん下の詳細メニューの中から、Webインスペクタを有効化する。メニューのなかに「リモートオートメーション」というのがあって気になったりする。

開始

iPhone(iOSデバイス)とWindowsPCをケーブル接続。信頼。Windows側にはiTunesなどは不要。
Windows の PSターミナル で次のコマンドを実行。

remotedebug_ios_webkit_adapter --port=9000

「Windowsセキュリティの重要な警告」とタイトルのついたウィンドウが開き、ファイアウォールのブロック設定をどうするか聞かれるが、ここは自己責任で「アクセスを許可」。編者の環境では、2つのウィンドウが出た。

Chromeのデベロッパーツールの設定でiOSのSafariで開いたページを確認できるようにする

PCのChromeの開発者ツールの設定ページ(chrome://inspect/)へ移動し、Discover network targetsの項目のConfigureをクリック。開始にあたってPSターミナルで打ち込んだコマンドの最後の "--port="のうしろの数字と同じ数字をつかって、設定値を追加する。

localhost:9000

そのあと、そのChrome://inspect/のページはそのまま開いておく。

iPhoneのSafariで閲覧しているページをPCのChromeデベロッパーツールでデバッグする

PCに接続したiPhoneでSafariを起動し、ターゲットのWEBページをブラウジングし・・・なにげにPCの chrome://inspect/ の下部の空白部分をクリックしたりしつつ少し待つと画面にページ名が表示される。その下の、inspect のところをクリックすると・・・

スクリーンショット 2022-07-23 120139.png

別ウィンドウで、iPhone Safari画面のコピーが表示される。
Safariのコピーだけ、大写し。あくまでコピーであって、PC側からは操作できないみたい。

スクリーンショット 2022-07-23 120358.png

右側のように、見慣れたChromeのデバッグツールが表示されるのでそこを使う・・・ということだと思う。

まとめ

iOSのSafariでのWebブラウジング動作について、デバッグ情報をWindowsにいくつかのフリーソフトをインストールすれば、Chromeで確認できるということがわかった。

Windows起動、iOSデバイス接続、ios-webkit-debug-proxy起動、Chrome://inspect/ へアクセス、という流れで覚えて使おう。

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