はじめに
2年前とかなり前の話になりますが、”Power Automate for desktop 勉強会”で登壇する機会がありました。 当時の登壇内容は、ありがたいことにYouTubeにアーカイブとして残っています。
最近ふとその当時の動画を見返す機会があり、記事を書くことにしました。
登壇概要
- 登壇イベント:Power Automate for desktop 勉強会 Vol.10
- 形式:オンライン開催
- 登壇日:2024/10/28
- テーマ:PADとExcel(PowerQuery連携)
- 副題:力こそパワー
(副題は、80年代のお菓子「ビックリマン」に登場するフレーズから拝借しました。
Power Automate for desktop、Power Query、 後編でPower Automate for desktop Vol.13 で扱う PowerShell と “Power” づくしの構成だったためです) - アーカイブ動画:
当時はPower Automate for desktop のテーブル機能が今ほど充実しておらず、複雑なデータ整形を担わせるには無理がありました。
そのため、データ整形はPowerQuery、CSVの書出しはVBA、各機能の連携をPower Automate for desktopという形で役割を分離する構成を取りました。
RPAに全てを押し込むのではなく、ツールごとの得意領域を活かす。
そうした設計思想を共有したいという思いがありました。
なぜ登壇しようと思ったのか
当時、業務効率化の一環として対応する中、こんな課題感を持っていました。
- 書籍は機能単位の紹介が中心
- Web上の記事は事例紹介が多く、実際のフロー設計の思考過程が見えにくい
市民開発者の立場として、
「実際の業務で、どう考えて・どう組んでいるのか」
この部分が伝わる情報は、意外と少ないと感じていました。
また、
- アウトプットすることで、誰かからレビューをもらえるかもしれない
- 自分が良いと思っているやり方より、もっと良い方法があるかもしれない
そんな淡い期待もあり、思い切って登壇を決めました。
とはいえ正直なところ、
「普段は業務でRPAを活用するユーザー側の自分が、登壇して本当に価値を出せるのだろうか」
という不安はありました。
過去の登壇者を見ても、RPAの導入支援会社所属の方や、IT部門の方が多く、私のように非IT部門の立場は少ないと感じていたからです。
登壇してよかったこと
結果として、登壇してよかったと思う点は3つあります。
1. 理解が一段深まった
人に説明する前提で準備を進めることで、
自分の理解が整理されました。
2. その場でフィードバックをもらえた
登壇した際にRPAを専門にされている方からコメントを頂けたのはとても良い経験でした。
- 方向性は間違っていなさそうだ
- 自分の強みを言語化できた
これは、その後の学習や業務にも活きています。
3. アウトプットの心理的ハードルが下がった
この登壇をきっかけに、
- Qiitaの投稿
- 社内外での発表
に対する心理的ハードルが下がりました。
うまくいかなかったこと・反省点
一方で、反省点もありました。
- ライブデモ中心だったため、伝えたい内容のわりに時間を要した
- 「今、何を目的に作業しているのか」が伝わりにくい場面があった
特に、動画を見返して
ライブデモではなくて、要点を最初から録画したものを見せたらよかった
と感じる場面が何度もありました。
今振り返って思うこと
もし今の自分が同じテーマで登壇するなら、
- 結論を先に話す
- 実用シーンがわかるように見せる
- 対象者をより明確にする
といった点を改善すると思います。
普段の私は、登壇者の発表を見ながらその場で手を動かすタイプですが、
(おそらく、そこまで熱心な視聴者は多くないはずです。)
RPAのコミュニティ対象は、より初心者にも開かれているべきだと考えると、
発表時間はもう少し短くすべきだったとも感じています。
この気づきは、社内勉強会をする際にも役立ちました。
「自分は少し特殊な受講者かもしれない」と意識するようになりました。
これから登壇する人へ
自分より先に進んでいる人は必ずいます。
それでも、自分が道を少し整備することで裾野が広がり、次の人が活動しやすくなります。
また、登壇やアウトプットを通じて、自然と情報が集まりやすい点も見逃せません。
最初の登壇は不安が大きいですが、
得られる学びや経験は、それ以上に大きいと感じています。
おわりに
今見ると拙い部分もありますが、「その時点の自分の記録」として大切にしています。
完璧になってから発信するのではなく、その時点の自分を残していくことも価値なのだと、今は思っています
職場では業務効率化の相談をされることもあり、レビューしてもらう機会がなかなかないので登壇して良かったと思っています。
この記事が、登壇やアウトプットに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。