DeepRacerを始めようと考えている
- DeepRacer ってどんなものなの?
- DeepRacer を行うことで得られるメリットを知りたい
- AWSやAIの知識がないのでハードルが高そう
上記のような疑問に答えていきます。
本記事を読むことで以下のようなことが分かります。
- DeepRacerとは
- DeepRacerを行うメリット3つ
- AWSやAIの知識が0でも参加できる
では解説していきます。
AWS DeepRacerとは
AWS DeepRacer はAWSのAI学習サービス
AWS DeepRacer はAWSが開発したAIを楽しく学ぶためのツールです。
下記は2019年の記事ですが、分かりやすく参考になるので、貼っておきます。
第1回 強化学習が楽しく学べる自律走行レーシングカー「AWS DeepRacer」とは?
上記の記事にもありますが、AWSは「機械学習に興味を持つエンジニアや開発者を増やしていきたい」と考えています。
DeepRacerを行うメリット3つ
①AIの知識がつく
第4次産業革命といったことが政府から報じられるようになり、
エンジニアがAIを学ぶ必要性は確実に高まっています。
例えば筆者はインフラエンジニアですが、インフラエンジニアがAIを学ぶと
MLOpsという職種を目指せるようになります。
上記のようなことを別記事で詳細に解説しましたので、リンクを貼っておきます。
インフラエンジニアのAI(ML)入門→MLOpsへ【AWS DeepRacerで学ぶ】
②夢がある(DeepRacerリーグ優勝の恩恵)
DeepRacerリーグについての詳細は下記をご覧いただければと思いますが、なかなか魅力的な商品だと思います。
※上位者はAWS最大のイベントであるre:Inventへの参加券を獲得できます。
(7泊8日くらいのイベントなので総額が50万円程度かかるらしい。無料でラスベガス、、行きたいですね。。)
ここからはさらに夢がある話ですが、
AWS DeepRacerリーグで優勝するとmynaviなどの大きな媒体に取り上げられるくらいの知名度になります。
又、下記は2020年 AWS SummitでのDNP社長の方のインタビュー動画ですが、11分のところで
「優勝したことで数千万※の投資が回収できたと思っている」と発言されています。
CUS-01:DNP のデジタル人材育成 ~楽しみながら学ぶ仕掛けつくり~
※動画閲覧にはアカウント登録必要です
※数千万とは言ってなかったけど、やったこと聞いてたらそれくらいはかかっているはず。
投資回収の要因は
- 「AI知名度向上によるAI人材の獲得」
- 「AIプロジェクトへの参画」
- 「メディアへの露出や社外への発信」
と発言されています。
③AI研修として利用も可能
会社のAI研修などにDeepRacerが活用できます。
優勝したら数千万以上の投資効果がある上に前提知識が不要(詳細は後述)だからです。
会社としてAIを伸ばしていくためにDeepRacerを研修に取り入れている会社がいくつかありました。
代表的なのはやはりDNPさんですが、
QiitaでDeepRacerの記事を見ていると他の会社さんも同様の取り組みを行っていることが見て取れます。
(QiitaのOrganizationを使って会社の取り組みとして行っていると思われる)
前提知識不要なので新人研修にもおすすめです。
※個人で本格的にやると高額なお遊びになってしまうので、
会社の取り組みとしてやれればよいですね。
AWSやAIの知識が0でも参加できる
下記の記事を見ていただければわかるのですが、前提知識不要で始めることができます。
※始めるにあたり最低限のAWS知識はつけておいてほしいので、
それが得られる構成にしています。
【AI知識不要】AWS DeepRacer の始め方【無料で機械学習エンジニアの仕事を疑似体験】
https://qiita.com/toma_shohei/items/a79abd8d71a2e284273f
さいごに
機械学習エンジニア不足が叫ばれる中、少しでも機械学習エンジニアを目指したいと思っていただける方が増えればと思い、
本記事を執筆しました。
DeepRacerだけで現場で使えるAI知識が身につくとは思えませんが、
興味付けには最適かなと思います。
DeepRacerは筆者も本格的に始めたのは2021/10です。
経過をブログで書きますので、こちらもご参考にしていただければさいわいです。
参考(AWSから出ている機械学習を学ぶツール)
AWSからは機械学習を楽しく学ぶためのツールとして
- DeepRacer(自動運転)
- DeepComposer(自動作曲)
- DeepLens(動画分析)
の3つのツールが出ています。
各ツールのページのメニューを見てみるとDeepRacerが一番充実しているのが分かります。
リーグがあって明確に勝負ができるという点が盛り上がっている要因かなと思います。
どれをやるか迷ったらDeepRacer一択で良いと思います。