ユーザーの多いRaspberryPiでは
パッケージを公開してくださっている神がいらしゃるので
使うのが近道です。
ただ、Jetsonはパッケージを見つけたことがないので
あきらめてビルドします
ちなみにRaspberryPiでも下記手順でビルドしてインストール可能です。
※20180915にJetsonTX2+jetpack3.3とOpenCV3.4.3で作業して動きました
文章中のフォルダ名等はOpenCV3.4.3前提で書いてあります
動作確認済ハード
1)Raspberry Pi 2B+
1)Raspberry Pi 3B
3)Jetson TX2(+jetpack3.3)
※Raspberry Pi 3B+ 準備中
手順
細かいセットアップは終了している前提で話を進めます
順番は下記の通り
(1)ダウンロード
(2)ライブラリのインストール
(3)cmake-gui
(4)make
(5)インストール
(1)ダウンロード
ここにソースファイルがあるので
希望のバージョンの「Sources」をクリックしZipをダウンロードして
「/home/*****」とかに解凍します
(2)ライブラリのインストール
色々なサイトを参考にラズパイ2B+のころから切った張ったしたキメラのようなリストなので
もう何が何だかわかりませんがとりあえず全部入れます(笑
$ sudo apt install -y build-essential cmake cmake-qt-gui
$ sudo apt install -y libgtk2.0-dev libjpeg-dev libtiff5-dev libjasper-dev libopenexr-dev
$ sudo apt install -y libpng++-dev libtiff-dev libwebp-dev
$ sudo apt install -y python-dev python-numpy python-tk libeigen3-dev yasm
$ sudo apt install -y libopencore-amrnb-dev libopencore-amrwb-dev libtheora-dev libvorbis-dev
$ sudo apt install -y libxvidcore-dev libx264-dev libqt4-dev libqt4-opengl-dev sphinx-common
$ sudo apt install -y libv4l-dev libdc1394-22-dev libavcodec-dev libavformat-dev libswscale-dev default-jdk ant
(3)cmake-gui
先ほど解凍した、opencv-3.4.3のフォルダにbuildフォルダを作成してフォルダ移動します
$ cd /home/*****/opencv-3.4.3/build
あまり使っている人のいない(?)cmake-guiを起動します
$ sudo cmake-gui
GUIが起動するので
1:「Where is the source code」に解凍したフォルダのルートを設定(ex. opencv-3.4.3)
2:「Where to build the binaries」に先ほど作った「build」フォルダを設定
2:「Configure」を押す
3:「Unix Makefile」と「Use Dfault native compilers」を選択して「Finish」
4:「ENABLE_PRECOMPILED_HEADER」のチェックを外す
5:「Configure」を押す
6:「Genarate」を押す
7:ソフトを終了させます
(4)make
「build」のフォルダにいると思うので、そこで下記を実行
「-j*」が何個CPUのコアを使ってmakeするかのオプションです
全コア使うと早いですが、ラズパイは熱のせいなのかたまに死ぬので
1,2個コアを使わない方がいいような気がします
結構時間がかかるので気長に待ちます
$ sudo make -j3
(5)インストール
説明するほどでもないですが
$ sudo make install
入っているか確認
$ sudo ldconfig
以上で終了です。