TL;DR
- コードは未来の自分や他の開発者、さらにはAIが読むので、誰にでも通じる明快さが必要。
- わかりやすい英語名を付けようとすると、自然と英語表現を調べる習慣が身につき、語彙が広がる。
- 『リーダブルコード』を読めば、自ずとわかりやすいコードを書きたいという気持ちが高まる。
- 結果『リーダブルコード』を読めば英語力が上がる。
コードは誰かに読まれることを前提に
プログラムは一度書いて終わりではありません。時間がたってから自分が読み返したり、他の人やAIが解析したりする機会が必ず訪れます。そのときに理解しやすいよう、処理の意図や役割がぱっと伝わる書き方をしておくことが大切です。
特に変数名や関数名は読者へのメッセージです。data1のような曖昧な名前ではなく、役割を説明する語を選ぶことで、将来の自分が迷子になるのを防げます。
命名は最高の英語トレーニング
プログラムに意味のある名前を付けるには、自然な英語を使うのがいちばんです。日本語のローマ字表記では第三者に伝わらないことが多いからです。
たとえば「未承認ユーザー一覧」を表したいなら、pendingUsersやunapprovedAccountsのような表現を考える過程で、関連する英単語を調べることになります。単語帳で覚えるよりも、実際の課題を解く中で得た語彙は定着しやすく、英語の語感も磨かれます。
『リーダブルコード』で読みやすさの基礎を学ぶ
読みやすいコードを書く重要性を体系的に教えてくれる入門書として『リーダブルコード』をおすすめします。命名、コメント、関数の分割といったテーマを短い章で解説しているので、プログラミング初心者でも実践につなげやすい構成です。
本書を読むと、「読者に優しいコードを書こう」という視点が自然に身につきます。結果的に英語でより良い名前を考えたくなり、語彙を調べることが習慣になっていきます。
まとめ
- コードの読者は自分と仲間、そしてAI。誰でも理解できるように書く姿勢が重要。
- 伝わる英語名を付ける過程が、自然な英語学習になる。
- 『リーダブルコード』は読みやすさの基本を学べる良書。エンジニア志望なら手元に置いておきたい一冊です。
プログラミングの学びと英語力を同時に伸ばすために、読みやすさを意識したコーディング習慣を今日から始めてみましょう。