ChatGPTでテスト仕様書を自動生成したら、レビューが1発通過した話
SES現場でテスト仕様書を書く時間、正直つらくないですか?
仕様を読み込んで、観点を洗い出して、ケースを整形して…。
1つの画面分だけでも数時間かかるのが当たり前。
「ChatGPTで自動生成できたら楽なんだけど」
そう思いながらも、「でも現場では無理でしょ?」と諦めていました。
ところが最近、ChatGPT-4を使ってテスト仕様書を自動生成したところ、
レビューが1発で通ったんです。
しかも、工数は5時間 → 1時間半。
観点の抜け漏れも減り、レビュー指摘ゼロ。
🧠 ChatGPTにやらせてみたこと
使ったのは ChatGPT-4。
与えたのは、要件定義書の一部(ログイン機能の仕様)と、
次のようなシンプルな指示だけです👇
あなたはソフトウェアテストの専門家です。
次の仕様をもとに、単体テスト仕様書をExcel表形式で作成してください。
列は「テスト観点」「入力条件」「期待結果」「確認方法」としてください。
ChatGPTが返してきたのは、
観点を漏れなく整理したテーブル形式のテスト仕様書。
そのままExcelに貼り付けられるレベルでした。
📈 実際の効果
- テスト観点抽出に1.5時間 → 15分
- 記述作業3時間 → 1時間
- レビュー修正も半分以下
結果、5時間→1時間半で仕様書完成。
しかもレビュー1発通過。
ChatGPTの提案観点は、ほとんどそのまま採用されました。
💬 やってみてわかったこと
- ChatGPTは“抜け漏れ防止の補助”として優秀
- 仕様をそのまま投げるより、「観点を列挙して」と指示した方が精度が上がる
- 最後の表整形だけは人間が整えた方が早い
現場で全部をAIに任せるというより、
思考の整理をAIに任せるイメージが一番しっくりきます。
⚠️ 現場で試す前に注意すべきポイント
ChatGPTを業務に使う際は、情報管理と入力内容に注意が必要です。
特にSES常駐環境では、以下の点を必ず意識しましょう。
① 機密情報を直接入力しない
- 仕様書や顧客名、DB構造などはそのまま入力しない。
- 「概要を要約して構造化」して渡す。
- ❌「顧客マスタ登録画面」
- ✅「ユーザー情報登録画面(入力項目10件)」
② 出力内容の精査を怠らない
- ChatGPTの出力は“提案レベル”。必ず自分の目でレビューする。
- 特に「期待結果」や「境界値」は推測が混ざりやすい。
③ SES先のルールを確認する
- 常駐先や請負元でChatGPTの利用方針が異なる場合があります。
- 不安なら「個人検証」としてローカルで下書き→最終的に整形するのが安全。
ここまでが無料公開パートです。
このあと有料部分では、実際に使ったプロンプト構成と
レビュー1発通過につながった出力サンプル・効果分析を詳しく解説します👇
👉 【保存版】ChatGPTでテスト仕様書を自動生成するSES現場テンプレート(有料部分)