職場(仕事用)と自宅(趣味用)で IntelliJ の使い勝手を同じにするため、なるべく設定を揃えることを心掛けている。
個人的に好きな設定
以下、設定したこと。
当記事に記載した手順はすべて
IntelliJ IDEA 2025.1.4.1 (Community Edition)
のものである。バージョンが異なる場合、手順も異なる可能性あり。
import文が折りたたまれないようにする
コーディングしていてimport文を見たくなる場面はわりとあるので、勝手に折りたたまれてほしくない。
- エディター
- 一般
- コードの折りたたみ
- 「デフォルトの折りたたみ対象」の「一般」の「インポート」のチェックを外す
- コードの折りたたみ
- 一般
import文の自動化・最適化
ネットで「IntelliJ 設定 おすすめ」とかで調べると、よく紹介されている機能。
いちいち書くのが面倒!余計なものが残りっぱなしだと邪魔!記述順序が人それぞれだと管理が煩雑!といったimport文の悩みがいっぺんに解決する。
- エディター
- 一般
- 自動インポート
- 「明確なインポートをオンザフライで追加する」にチェックを入れる
- 「オンザフライでインポートを最適化する」にチェックを入れる
- 自動インポート
- 一般
- ツール
- 保存時のアクション
- 「インポートの最適化」にチェックを入れる
- 「コードの整形」にチェックを入れる(←これはインポートとは直接関係ないがついでに)
- 保存時のアクション
画面左側ペインの高さをいっぱいにする
IntelliJで開発中、画面の左側にはプロジェクトの中身(フォルダやパッケージの階層とかファイル名とか)を表示させている人は多いと思う。
巨大なプロジェクトだとファイルが大量にあるので、この枠の高さをいっぱいにしておくと気持ちが良い。
- 外観&振る舞い
- 外観
- 「ワイドスクリーンのツールウィンドウレイアウト」にチェックを入れる
- 外観
カッコの色付け
プラグイン「Rainbow Brackets」を入れよう。対応するカッコが同じ色になるので、for文やwhile文やif文が読みやすくなる。
引数名のインレイヒントを非表示にする
個人的には表示しないほうが、画面がごちゃごちゃしなくて好き。
- エディター
- インレイヒント
- 「パラメーター名」のチェックを外す
- インレイヒント
ヒープサイズの変更
どこでも検索( Shiftキー2回連打 してキーワード入力)は便利だが、実は設定項目も検索できるようになっている。
例えば「フォント」とキーワードを入力すると、フォント設定画面に飛べたりする。
「メモリ設定を変更」とキーワードを入力すると、最大ヒープサイズを設定できる。
私の場合、初期値が 2048 MiB となっていた。
4096 MiB に変えてみた。これでしばらく様子を見てみようと思う。
好きなフォルダ配下だけ背景色を塗る
上図の hoge2 フォルダのように、好きなフォルダだけ好きな背景色を塗ることができる。
背景色を塗りたいフォルダだけを含めた "スコープ" というものをまず作って、そのスコープに対して色を決める流れで設定していく。
- 外観&振る舞い
- スコープ
- 「+」ボタンを押し、「ローカル」を選択する
- スコープの名前を入力する
- 含めたいフォルダを探してクリックしてから「再帰的に含める」を押す
- 「OK」または「適用」を押す
- スコープ
ちなみに含めたいフォルダを探すとき、個人的には下記のようにしておくと探しやすかった。
- 「パッケージのフラット表示」はオフ
- 「中間パッケージを収縮」はオフ
- 「ファイルの表示」はオフ
- 「含められたファイルのみ表示」はオフ
- 「パッケージ」か「プロジェクト」か選べるプルダウンは「プロジェクト」を選択
スコープを作ったら、色を決めていく。
- 外観&振る舞い
- ファイルカラー
- 「+」ボタンを押し、先ほど作ったスコープを選び、色を決める
- ファイルカラー
設定する際はルールに注意
IntelliJでは、設定した内容のエクスポート・インポートはもちろんできるし、
一部の設定項目では "VCS経由" という方法でチームメンバー間の設定の共有もできる。
こうした仕組みはチーム内の開発環境の統一には役立つが、自分の設定をメンバーに押し付けるようなことはやめよう。好みは人それぞれである。
そもそも、チームで使用禁止とされている設定やプラグインもあるはず。
自由に設定変更する前に、ルールは確認しておこう。
いったん以上
また何か面白い設定を見つけたら当記事に追記したい。