#はじめに
みなさまは Azure Cloud Shell を活用されてますか?
ブラウザ上でAzureのリソース設定などを行えるのでとても便利ですよね。
今回は、Azure Cloud Shellを活用して、Azure Database for PostgreSQL をバックアップ、レストアする方法について簡単にまとめました。
このエントリは公式リファレンス記載の、バックアップ、レストアをAzure Cloud Shell上で実行する手順として簡潔にまとめたものです
- Azure Cloud Shellへログイン
- バックアップ、レストア実行
- ファイルのダウンロード、アップロード
で整理しています。
#Azure Cloud Shell を立ち上げる
Azure Cloud Shell を立ち上げるには、Azureの管理コンソールにて、>_
アイコンをクリックします。
すぐにターミナル画面が立ち上がります。
※初めてAzure Cloud Shellを実行される場合、ファイル保存用のクラウドストレージの設定画面が表示されるので、デフォルト設定でOKしてください。
#バックアップ、レストア
バックアップ、レストア作業は、対象のAzure Database for PostgreSQLへ、pg_dump
コマンド、pg_restore
コマンドを実行することで行います。
##バックアップ
###DBごと
pg_dump -Fc -v --host=[Azure Database for PostgreSQLのhost名] --port=5432 --username=[Azure Database for PostgreSQLのユーザ名] --dbname=[対象のDB名] > dbdump.sql
###テーブル指定
pg_dump -Fc -v --host=[Azure Database for PostgreSQLのhost名] --port=5432 --username=[Azure Database for PostgreSQLのユーザ名] --dbname=[対象のDB名] -t [対象のtable名] > restore_test_dmp.sql
##レストア
###DBごと
pg_restore -v --no-owner --host=[Azure Database for PostgreSQLのhost名] --port= 5432 --username=[Azure Database for PostgreSQLのユーザ名] --dbname=[対象のDB名] dbdump.sql
###テーブル指定
pg_restore -v --no-owner --host=[Azure Database for PostgreSQLのhost名] --port=5432 --username=[Azure Database for PostgreSQLのユーザ名] --dbname=[対象のDB名] -t [対象のtable名] restore_test_dmp.sql
#ダウンロード、アップロード
ファイルもAzure Cloud Shell上でアップロード、ダウンロード可能です。
CLIツール経由でストレージサービスへファイルをアップロード、ダウンロードする操作が必要ないのは便利ですね!
#最後に
Azure Cloud Shell、ほんとに便利ですよね。
今後もAzure Cloud Shellを活用して、Azureを便利に活用するTipsを投稿していきたいと考えています。
私が所属している株式会社クアンドではエンジニア募集中です。
地域産業のアップデートをミッションに、製造業や建設業など「現場」の課題を解決するためのアプリケーションを開発しています!
私もフルフレックス&フルリモートで働いています。
興味のある方はWantedlyの募集ページをご覧ください!