はじめに
OACでは、CSVやExcelファイルをアップロードしてデータセットをつくることができます。CSVファイルをアップロードのときに、データで0~9以外の文字が入っている項目はテキスト型、0~9の数字のみの項目は数値型でデータセットが作成されます
では、数字だけのデータだけど0埋めされている場合(例えば00001など)は、アップロードしてデータセット作成すると、どうなるのかやってみました。
記事記載時のOAC ver:May 2025 Update
前提
データセットの作成
右上部の作成ボタンをクリックし、データセットをクリックします。

数字だけのデータ(00001)のように0埋めされたデータの項目があるCSVファイルを選択します

アップロードされるデータのプレビューが確認できます。OKをクリックします。

CSVデータをアップロードしたとき、数字だけのデータ(00001)のように0埋めされたデータの項目は、数値としてあつかわれ、0埋めされたデータは取り除かれているのがみえます。つまり数値として取り扱われます。

元のCSVデータのように、0埋めされたデータで利用したい場合について、やってみました。
Excelファイルの利用で対応
CSVファイルをExcelで開きます。数字だけのデータ(00001)のように0埋めされたデータ項目でセルの書式設定を開きます。表示形式タブで文字列としてセットします。Excelファイルとして保存します。

CSVでのデータセット作成と同様の手順で、保存したExcelファイルをアップロードして、データセットを作成します。

Excelファイルをアップロードしてデータセットを作成する場合は、Excelのセルの書式がひきつがれ、そのままの形でデータセットが作成されました。

データセットで列式を使用して対応
Excel形式で保存したものを使うのではなく、CSVのデータセットを作成後、データセットの編集をして列式を使ってやってみます。
メジャーから属性に変更します

数値型からテキスト型に変換します。
項目名の右にカウスカーソルを移動します。メニューアイコン・・・(縦)が表示されるのでクリックします。メニューから、テキストに変換をクリックします

0埋めする列式をセットします。
項目名の右にカウスカーソルを移動します。メニューアイコン・・・(縦)が表示されるのでクリックします。メニューから、編集をクリックします

たとえば式は以下となります
以下の関数を使って、0埋めします。
Repeat関数 ... 先頭から指定の繰り返す
Char_Length ... 文字数を返す
Concat ... 文字をくっつける
5桁で整える場合で、5から顧客ID列の文字数を引いた数で0がならぶ文字列をRepeatでセットします。0000と顧客IDをConcatでくっつけます。
Concat( Repeat('0',5-Char_length(顧客ID)) , 顧客ID )

式がセットできたら、検証をクリックします。ステップの追加をクリックします。
まとめ
OACでは、CSVやExcelファイルをアップロードしてデータセットをつくることができます。CSVファイルをアップロードのときに、データで0-9以外の文字が入っている項目はテキスト型、0-9の数字のみの項目は数値型でデータセットが作成されます。数字だけのデータなんだけど、0埋めされている00001のような場合は、数値型で作成され、先頭0埋めされているところは削除されます。
0埋めされているデータを使いたいときの対応方法としてはCSVでなくExcel形式で保存し、セル書式で文字型にセットしておくことで数字だけデータだけど、テキスト型で0埋めも残りデータセットが作成されます。もしくは、アップロード後、データセットの編集でテキスト型への変換、先頭0埋めのステップを追加し対応する方法があります
以上


