0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Oracle Analytics Cloud Classic:セマンティックモデラー(Semantic Modeler)を試す。プレゼンテーション・レイヤーをつくってみる

Last updated at Posted at 2023-02-02

はじめに

Oracle Analytics Cloud Classic: セマンティックモデラーでは、物理レイヤー、論理レイヤー、プレゼンテーション・レイヤーの順番で構築していきます。
物理レイヤー、論理レイヤーを作成した後、プレゼンテーション・レイヤーを作成します。
image.png

記事記載時のOAC ver:Jan 2023 Update

前提

セマンティックモデラーとは何かというのがぼんやりとわかっている。
セマンティックモデラーで物理レイヤー、論理レイヤーを作成している。

プレゼンテーション・レイヤーとは

OACのマニュアル"Oracle Analytics Cloudでのセマンティック・モデルの構築"には、
「プレゼンテーション・レイヤーは、ビジネス・モデルのカスタマイズされたセキュアなロールベースのビューをユーザーに提供します。」とあります。
プレゼンテーション・レイヤーではサブジェクト領域を作成します。サブジェクト領域を使うことで、OACでワークブック、分析を作成する人にとって、わかりやすい名前、日本語名で利用することができます。論理レイヤーで作成したビジネス・モデルから必要な表、列を取り込みます。

手順は、シンプルな例では、以下です。
・プレゼンテーション・レイヤーで空の"サブジェクト領域"を作成します。
・プレゼンテーション表を作成し、論理レイヤーの列を"サブジェクト領域"に取り込みます。
・プレゼンテーション表の列の名前を元の英語表記から日本語表記に変更します。

プレゼンテーション・レイヤーで空の"サブジェクト領域"を作成します。

セマンティックモデルを開きます。
右上部の新規ボタンをクリックします。"サブジェクト領域"をクリックします
image.png

サブジェクト領域の名前を入力します。取り込みたい論理レイヤーのビジネス・モデルが選択されていることを確認します。OKをクリックします。
image.png

空のサブジェクト領域が作成されました。
image.png

プレゼンテーション表を作成し、論理レイヤーの列を"サブジェクト領域"に取り込みます。

※Jan 2023 Updateでは、プレゼンテーション表を論理レイヤーから取り込んで、英語名を日本語名に変更した際にエラーとなるため、日本語名のプレゼンテーション表を新規で作成します。

サブジェクト領域"売上分析"を開きます。表タブで、表の追加+アイコンをクリックします。
image.png

"プレゼンテーション表の作成"をクリックします
image.png

名前を入力します。商品と入力します。サブジェクト領域を確認し、OKをクリックします。
image.png

左上部の"論理レイヤー"タブをクリックします。論理レイヤーに作成した"ビジネス・モデル"および論理レイヤーに取り込んだ表が表示されます。
image.png

論理レイヤーのPRODUCTS表の左▲のアイコンをクリックして展開し、PROD_NAME、PROD_CATEGORY、PROD_SUBCATEGORY列をドラッグ、作成したプレゼンテーション表"商品"にドロップします
image.png

論理レイヤーのPRODUCTS表の列をサブジェクト領域"売上分析"のプレゼンテーション表"商品"に取り込めました。右上部の保存アイコンをクリックします。
image.png

同様にして、プレゼンテーション表 売上明細を作成します。サブジェクト領域"売上分析"をクリックし、表の追加+アイコンをクリック、プレゼンテーション表の作成をクリックします。
image.png

売上明細と入力します。OKをクリックします。
image.png

論理レイヤーのSALES表の左▲のアイコンをクリックして展開し、QUANTITY_SOLD、AMOUNT_SOLD列をドラッグ、作成したプレゼンテーション表"売上明細"にドロップします。
image.png

保存します
image.png

同様にして、プレゼンテーション表 カレンダーを作成します。サブジェクト領域"売上分析"をクリックし、表の追加+アイコンをクリック、プレゼンテーション表の作成をクリックします。
image.png

名前を入力します。カレンダーと入力し、OKをクリックします。
image.png

論理レイヤーのTIMES表の左▲のアイコンをクリックして展開し、FISCAL_MONTH_NAME、FISCAL_MONTH_NUMBER、FISCAL_YEAR、TIME_ID列をドラッグ、作成したプレゼンテーション表"カレンダー"にドロップします。
image.png

列が追加されました。保存します
image.png

サブジェクト領域のプレゼンテーション表の列名を元の英語表記から日本語表記に変更します。

サブジェクト領域の列の名前を日本語表記に変更します。
上部商品表のタブをクリックします。もしくは左部のプレゼンテーション・レイヤータブで、列タブをクリックします。変更したい列名をダブルクリックします。
image.png

名前を下図のように変更します。変更後、保存をクリックします。
image.png

SALES表を開き、列タブをクリックし、列名を変更します。QUANTITY_SOLDを販売数量、AMOUNT_SOLDを販売金額に変更します。保存をクリックします
image.png

カレンダー表を開き、列タブをクリック、列名を変更します。下図のように変更します。保存をクリックします
image.png

プレゼンテーション・レイヤーをつくる際には、空のサブジェクト領域を作成し、日本語名のプレゼンテーション表を作成、論理レイヤーの列を取り込み、適宜、名前変更、不要な列を削除し、AnswersやData Visualizationを利用する人が取り扱いしやすくなるようにします。

その他、プレゼンテーション・レイヤーですべきこととしては、権限の設定などがあります。用途や要件によって、適宜設定します。

以上

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?