Kubernetes v1.8: Deprecations

このエントリは、Kubernetes v1.8 CHANGELOG から Deprecations の内容をまとめています。その他の項目は下記リンク先を参照してください。

• Kubernetes v1.8: 主な変更点 (Major Themes)
• Kubernetes v1.8: Before Upgrading
• Kubernetes v1.8: 既知の問題 (Known Issues)
• Kubernetes v1.8: Deprecations

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Apps

• extensions/v1beta1 の Deployment の .spec.rollbackTo フィールドが deprecated になりました
• kubernetes.io/created-by アノテーションが deprecated になり 1.9 で削除されます。どの Controller がオブジェクトを持っているか知りたい場合は ControllerRef を利用してください。
• batch/v2alpha1.CronJob が deprecated になりました。batch/v1beta1.CronJob を利用してください。
• batch/v2alpha1.ScheduledJob が削除されました。batch/v1beta1.CronJob を利用してください。

Auth

• RBAC が v1 になり v1alpha1 のものは deprecated になりました。
  • https://kubernetes.io/docs/admin/authorization/rbac/
• --experimental-bootstrap-token-auth が deprecated になり、1.9 で削除されます。--enable-bootstrap-token-authを利用してください。

Autoscaling

• resource metrics API からメトリクスを取る方式ができたため、Heapster から直接メトリクスを取る方式が deprecated になりました。
  • v 1.8 では --horizontal-pod-autoscaler-use-rest-clients フラグを true に設定することでこの挙動有効にできます
  • v 1.9 ではこの挙動がデフォルトになり、--horizontal-pod-autoscaler-use-rest-clients フラグを false に設定することで無効にできるようになります

Cluster Lifecycle

• kubelet の --cloud-provider フラグの auto-detect (自動検出) は deprecated になりました。
  • v1.8 の --cloud-provider の値は auto-detect になっています。GCE, AWS, Azure でしか動作しないので注意してください。
  • v1.9 では "" (空) がデフォルトになり、どの Cloud Provider 拡張もデフォルトでは有効になりません。
  • どちらのバージョンでも、外部の Cloud Provider プラグインを使う場合は --cloud-provider=external を指定します。
  • 詳細は PR #51312、アナウンス をご覧ください。
• Admission Controller の PersistentVolumeLabel が deprecated になりました。
  • 代わりに Cloud Provider ごとの controller-manager(cloud-controller-manage) 内で PersistentVolumeLabel を設定します。
  • kubernetes ツリー内の GCE, AWS の Cloud Provider に依存していない限りは、PersistentVolumeLabel の Admission Controller は使用しないでください。

OpenStack

• kube-up の openstack-heat プロバイダが deprecated になり将来削除されます。詳しくは phase out cluster/ directory #49213 を参照してください。

Scheduling

• Opaque Integer Resources (OIRs) が deprecated になり v1.9 で削除される予定です。代わりに Extended Resources (ERs) を利用してください。ドメイン名は kubernetes.io/ のプレフィクス以外を自由に設定することができます。

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: my-pod
spec:
  containers:
  - name: my-container
    image: myimage
    resources:
      requests:
        cpu: 2
        # この部分が extended resource
        example.com/foo: 1