はじめに
Visual Studio Code(VSCode)の環境とPutty Pageant利用アプリとの共存を行うための設定についてのメモです。
Visual Studio Code(VSCode)などを利用して, OpenSSH for Windowsと付属のssh-agentを利用したリモートファイル編集などを行うように設定している環境下で, WinSCPなどのPutty Pageant利用アプリでもssh-agentを用いたファイル転送を行うための設定方法を説明しています。
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.sshディレクトリをC:ドライブに置かない(少しでも使用容量を減らしたい)
- 普通の作業マシン(Windows10 HomeやWindows10 Pro)を使用している
- 他の作業者とのやりとりの関係で, WinSCPなどを使用したファイル転送を残さざるを得ない
という状況下での作業メモです。
OpenSSHのインストールやssh-agentの設定は済んでいる前提です。
Pageant利用アプリケーションのための設定
WinSCPなどのPutty Pageant利用アプリケーションとOpenSSHのssh-agentとの間で通信を中継するためのプログラムであるwinssh-pageantを導入し, 自動起動するように設定します。
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Windows版Go言語をインストールします。 
 公開されているバイナリからインストールする場合は、本工程は不要です。
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winssh-pageantからソースを取得し, アーカイブを展開してできる build.ps1を実行します。
 公開されているバイナリからインストールする場合は、本工程は不要です。
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buildディレクトリ配下にwinssh-pageant-amd64.exeファイルができるので, プログラムファイルディレクトリにコピーします。
 公開されているバイナリからインストールする場合は、アーカイブ中のwinssh-pageant.exeファイルをプログラムファイルディレクトリにコピーします。
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winssh-pageant-amd64.exeのショートカットを作成します。
 公開されているバイナリからインストールする場合は、アーカイブ中のwinssh-pageant.exeファイルのショートカットを作成します。
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作成したショートカットをスタートアップディレクトリに追加します。 
 なお、WindowsKey-Rでファイル名を指定して実行を開き,shell:startupを入力して,OKを押すことでスタートアップディレクトリを開けます。
参考リンク
- OpenSSH for Windowsのインストール
 Windows 10 で SSH Agent を使用する
- .ssh/配下のファイルの権限変更方法
 OpenSSH for Windows の使用方法
- Winssh-pageant PageantサポートアプリケーションとOpenSSH Authentication Agentの仲介を行うツール
- WinSCPでのOpenSSH Authentication Agent利用に関する議論
- Windows用Go言語のダウンロード先