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【RDS環境構築】リモートデスクトップサービス環境の構築メモ

Last updated at Posted at 2025-06-29

はじめに

Windows Server 2022でリモートデスクトップサービス環境を構築した際に、調査したことやハマった事などをメモとして纏めました。

目的

1台のサーバをRDPでログインして複数人で利用するため

構築環境

以下の環境で構築しています。
・対象サーバーが Active Directory に参加している環境
・以下の役割は同一サーバに集約する
  リモート デスクトップ (RD) セッション ホスト
  リモート デスクトップ (RD) 接続ブローカー
  リモート デスクトップ (RD) Web アクセス
・リモート デスクトップ (RD) ライセンスサーバは別に立てる

基本的な構築手順

基本的な構築手順は、以下のマイクロソフト社のサポートブログで紹介されているので、こちらの手順に従いセットアップします。

「RemoteApp アプリケーションの公開」の箇所は今回の目的ではない為、実施していません。
上記以外の手順を実施します。

留意点

①リモート デスクトップ (RD) ライセンスサーバが別セグメントのネットワークとなるため、ファイアウォールの疎通開放が必要でした。
疎通開放が必要なポートは以下に記載があります。

②RDライセンスサーバについて
RDライセンスサーバから、RDセッションホスト (ターミナル サーバー) へライセンスを発行するためには、以下の条件がありました。

・両方とも同じワークグループ内に所属
・両方とも同じドメイン内に所属
・ドメイン/フォレスト間には双方向の信頼関係が必要

当初は別ドメインで既にRDライセンスサーバが存在していたので、それを利用しようとしましたが、双方向の信頼関係が結ばれていなかったため、利用できないことが判明。
同一ドメイン内で新規にRDライセンスサーバを構築する必要がありました。

③RDS CAL バージョンの互換性
互換性のあるバージョンの Windows Server を実行しているリモート デスクトップ ライセンス サーバーに RDS CAL をインストールする必要があります。

例えば、ライセンスサーバーのバージョンが2019の場合は、Windows Server 2022 RDS CALはインストールできません。
※ライセンスサーバーのバージョン以下のRDS CALのみインストール可能。

RDPログイン許可ユーザの設定

サーバへのRDPログイン許可の設定は、ローカルグループの「administrators」にバイネームでアカウントを所属させることで、設定しています。
※今回ログインするユーザ全てに管理者権限が必要であった為。

さいごに

以上、今回構築する際に調査したことを纏めてみました。
参考となれば幸いです。

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