はじめに
Nreal Lightと開発用Android端末が手元に届いたので、Nrealアプリを作成してみました。
Nrealアプリの開発手順を当記事に残します。
開発環境
- Unity (2020.3.36f1)
- Xperia 5 III SOG05
- Nreal Light
- NRSDK for Unity 1.10.1
事前準備
Unityは勿論ですが、NRSDKをダウンロードする必要があります。
こちらのNreal公式サイトより、最新のUnity SDKをダウンロードしてください。
※ダウンロードするには、Nrealのアカウント作成が必要です。
また、Google Play Storeより「Nebula」をAndroid端末へ事前にインストールします。
プロジェクトの作成
Projects -> New projectから新しいプロジェクトを作成します。
テンプレートは「3D」を選択し、プロジェクト名と保存場所を設定してください。
問題なければ、画面右下の「Create project」を押下して新規プロジェクトの作成を行います。
NRSDKのインポート
Assets -> Import Package -> Custom Package... より、ダウンロードしたNRSDKを選択します。
選択後、画面左下に小さいウインドウが表示されます。
ウインドウ内の右下にあるImportを押下してインポートしてください。
インポート後、Assets内にNRSDKが追加されていることを確認できます。
NRSDKのインポートによるエラーの解消
NRSDK -> Project Tipsを確認すると、エラーが発生していることを確認できます。
File -> Build Settings...でBuild Settingsを開きます。
Androidを選択し、Switch Platformを押下してプラットフォームを変更します。
プラットフォーム変更後、NRSDK -> Project TipsにてAccept Allを押下してください。
「Are you sure?」とポップアップが表示されますので、Yes, Accept Allを押下してください。
No issues foundと表示されるていれば、エラーが解消されています。
カメラとコントローラーの配置
Assets -> NRSDK -> Prefabs内にあるNRCameraRigとNRInputをドラッグ&ドロップでHierarchyに配置します。
確認用のオブジェクトを配置
Assets -> NRSDK -> Demos -> HelloMR -> Logo -> Models内にあるオブジェクトをHierarchyに配置します。
※今回はMascotを使用しています。
配置後、オブジェクトをカメラが見える位置に移動させます。
HierarchyでMascotを選択後、Inspector -> Transform -> Position内のZの値を5に変更してください。
実機での確認
Android端末をPCと接続し、File -> Build Settings -> Buildでapkファイルを作成します(ファイル名と保存先は任意)。
apkファイル作成後、Android端末に作成したapkファイルをコピーし、Android端末内でインストールを行います。
インストール後、Nreal LightをAndroid端末に接続して、Nebulaアプリ上でARモードを選択します。
Nreal Lightを頭に装着し、作成したアプリを実行します。
配置したMascotオブジェクトが見えたら完了です。
参考