Dynamics 365 Finance and Operationsにおいて環境アクセス時に
「この接続ではプライバシーが保護されません」
「接続がプライベートではありません」
などのエラーが発生することがあります。
(その他お使いのセキュリティソフトによって異なるエラーが表示される場合もあります)
解決策となる D365FO Cloudhost環境 Rotate Secrets (SSL証明書の入れ替え) の方法について説明します。
概要
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 内容 | SSL証明書の更新 |
| 対象 | クラウドホスト環境 |
| 単位 | 環境単位 |
| 間隔 | 1年に1回 |
| 所要時間 | 15分程度 |
参考URL
- Dynamics 365 for Finance および SC クラウド ホスト環境の LCS を使用したシークレット (SSL 証明書) のローテーション
- LCS の SSL 証明書ローテーション機能に関する既知の問題
事象
環境アクセス時に以下のエラーが発生します。
Chromeが証明書期限切れサイトをブロックした場合のエラー
この接続ではプライバシーが保護されません。

Ciscoが証明書期限切れサイトをブロックした場合のエラー
515 Upstream Certificate Untrusted

URLバーの「保護されていない通信」から証明書が確認できます。

解決方法
-
警告メッセージが表示されるので、内容を確認してOKを押下します。
シークレットの入れ替えがトリガーされ、環境の状態が「シークレットの入れ替え中」となります。

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処理が完了するまで15分程度待ちます。
-
環境に正常にアクセスできることを確認します。
-
SSL証明書更新の実行履歴を確認します。
履歴 > 環境の変更 から確認できます。
※環境の変更履歴に表示されるまで2~3時間程度かかる場合があります。


以上がSSL証明書更新の手順です。問題が発生した際には参考URLも合わせてご確認ください。





