Merry Christmas!!
この記事は何?
円滑なコミュニケーションのため, 多機能なSlack botを作ったので雑に紹介します
先輩には画像検索やYahoo!ニュースの表示, 電車の遅延情報の表示, 語録を喋る, サイコロを振る, arxivURLを展開する等の機能が搭載されています.
コード
ソースコードはこ↑こ↓
https://github.com/motacapla/hubot-slack-docker
Slack上で登録したスタンプもbotから投稿できます, その他のdemoは記事の最後にあります:
動作環境
git cloneされているものとしてお話を進めます.
あとポータビリティを高くするためdockerを使います(ローカル→AWSインスタンス上へスムーズに移行出来ました)
- docker
- docker-compose
ローカルで検証したい場合は, node.jsとnpmはnodebrewを導入すると楽です:
https://qiita.com/taketakekaho/items/dd08cf01b4fe86b2e218
Slack側でhubotを追加する必要があります:
https://qiita.com/mochidamochiko/items/29c2d77715d8a1ff062a
また, arxivのURL展開機能を使うためにはWeb 着信 フックのAPIも追加する必要があります:
https://qiita.com/vmmhypervisor/items/18c99624a84df8b31008
画像検索の機能を持たせるためには, 以下の導入が必要です(in English):
https://github.com/hubot-scripts/hubot-google-images
(検索にはGoogle Custom Search APIを使います)
dockerのインストールからslack上でのhubot動作確認までは以下の記事が参考になりました:
https://qiita.com/miyamiya/items/91d1bac25764a24e820e
https://qiita.com/tubone/items/11a7ceb3e7013139abab
Dockerを使う
色々インストールするのですが, いちいち覚えておくのも面倒くさいので, dockerを使っています. あと, docker-composeが便利なのでコチラを使うこととします.
https://qiita.com/youtanagai/items/ff67ceff5497a0e0b1af
Dockerfile
nodeのイメージからhubot用のimageを作ります.
usernameなどは適宜変更してね
後で知ったけど, このADDを使っているところはCOPYのほうが望ましい?らしい
FROM node
MAINTAINER tikeda
ENV TZ JST-9
RUN npm install -g yo generator-hubot
RUN npm list -g yo generator-hubot
RUN useradd bot
RUN mkdir /home/bot && chown bot.bot /home/bot
USER bot
WORKDIR /home/bot
RUN yo hubot --owner "tikeda" --name "yaju-bot" --description "ikisugiii" --adapter slack
CMD cd /home/bot/hubot
RUN npm install cheerio-httpcli --save
RUN npm install cron --save
RUN npm install hubot-google-images --save
RUN npm install hubot-slack-attachment --save
ADD ./scripts/* ./scripts/
ADD package.json package.json
CMD ["bin/hubot", "--adapter", "slack", "-n", "yaju"]
docker-compose
arxivのURLを展開する機能を使うため, 着信WebフックのWebhook URLを使っています.(マークダウンでかっこよくPOSTする必要がない場合は不要です.)
あと環境によってはversionを3にしろとかポートが使われてるとか怒られますので, 適宜変更してやります.
ローカル↔コンテナにおけるファイルのやり取りを実現するため, ./mnt
以下をマウントしてやります.こうすると例えばTODOリストであったり, 勤怠管理の機能なども作ったりできる(作るとは言ってない)
version: '2.2'
services:
yaju-bot:
container_name: hubot
build: .
image: yaju-bot
volumes:
- ./mnt:/mnt
ports:
- "8888:8888"
environment:
- HUBOT_SLACK_TOKEN=Slackに追加したhubotAPIのトークン(xoxb-*のやつ)
- HUBOT_GOOGLE_CSE_ID=Google Custom Search APIのID
- HUBOT_GOOGLE_CSE_KEY=Google Custom Search APIのKEY
- HUBOT_SLACK_INCOMING_WEBHOOK=Slackに追加した着信 Web フック
のWebhook URL
動作確認
適切にdocker-composeの環境変数を埋めてあげれば, 動作すると思います.
基本的に, 以下のコマンドだけ使えば良いです.
$ docker-compose up -d --build
起動したら, slackのbotを招待してpingしてみましょう.
PONGが帰ってくれば疎通確認okです.
$ docker-compose down --rmi all
イメージごと消すときはオプション--rmi all
をつけます. 基本的に毎回付けていいと思います.
機能の追加
自作した関数は./scripts/
配下のyaju-bot.coffee
に追加してあげれば良いです. 僕はcoffee-scriptで書いてます~~(というか人のをパクっていい感じに改良してます)~~が, node.jsなども動きます.
cron = require('cron').CronJob
path = require('path')
cheerio = require('cheerio-httpcli')
exec = require('child_process').exec
msgs = require('../mnt/meigen.json')
arxiv = require('arxiv')
module.exports = (robot) ->
#淫夢語録を返す機能. respondの場合, メンション付きのmeigen*に反応する. *はワイルドカード.
robot.respond /meigen(.*)/i, (msg) ->
#もしmeigen-allであったら, 名言リストのファイルの中身を全て吐き出す
if msg.match[1] == '-all'
msg.send "@#{msg.message.user.name} *全名言リスト* \n #{msgs}"
#違うのであればランダムにsend
else
message = msgs[Math.floor(Math.random() * msgs.length)]
msg.send "#{message}"
#サイコロを振る機能. hearの場合, メンションなし roll という文字に反応する.
robot.hear /roll/i, (msg) ->
max = 100
min = 1
range = Math.floor(Math.random() * (max - min) + min)
msg.send "[#{min}-#{max}]: #{range}"
関数を作りたい場合はここに追加して, どうぞ
あと**Tab文字にはくれぐれも気をつけてください!**インデント云々で怒られ続けてハマりました
demo
例えばYahoo!ニュースは @botの名前 news
で取得できます:
arxivのURLはポストされたら勝手に展開してくれます(ただし着信Webフックを使う場合は, 特定のチャンネルでしかsend出来ない?)
Google Custom Search APIを使うと, animateとimageが使えます. それぞれgifとjpg(or png)を適当に拾ってくるようです:
疲れたのでプルリクお願いします!何でもしますから!