スペック
- 24歳高卒エンジニア(子供は4歳)
- 実務経験1年ちょっと
- 高校の偏差値は45、クラスの中でも底辺
- メインで触っていた言語はVBA、最近はJava(SpringBoot)
- 勉強期間は基本1ヶ月、応用1ヶ月半
成績
- 基本情報技術者試験 午前 60点
おい!!!危なすぎるだろ!!!!! pic.twitter.com/SDreqYk9Xd
— カジハラ (@prog_evolution) October 30, 2021
- 基本情報技術者試験 午後 65点
基本情報合格!!!!!!!!!!!
— カジハラ (@prog_evolution) October 30, 2021
カジハラ最強!!カジハラ最強!!カジハラ最強!!!!!#基本情報 pic.twitter.com/yrbd1UM1xk
- 応用情報技術者試験 午前61.25点 午後62点
応用情報合格!!!!!応用情報合格!!!!!!応用情報合格!!!!!
— カジハラ (@prog_evolution) June 24, 2022
一発でやりましたわ!!!!!!!! pic.twitter.com/9Snv0eWhh0
いずれもギリギリ・・・
動機
結論から書いてしまうと、業務を行う上で不足している事前知識を補うためと、転職する際に目標に向かって努力できる人間だとアピールするためです。
私は高卒でIT系の知識はほとんど無いまま、携帯ショップ店員からエンジニアとして転職しました。
業務を行なっていく上で情報系大卒の方や高専卒のエンジニアの方とやりとりしていると、自分自身の知識不足を実感する場面が多くあり、そういった方に関してもかなり引け目を感じていたため、体系的に知識を習得できる方法を探していました。
しかし正直なところ、「自分の中で体系的に知識を習得する」というのは理由としては弱く、それならば休日にゲームやアニメを見たり、子供と遊んでいた方が自分の中での優先度としては高かったです。(勉強、正直しんどいですしね)
そんな中、私を資格取得へといざなったのは、キャリアへの不安でした。
エンジニアとして転職したはずなのに、ほとんど雑務ばかりでコードは書かせてもらえず、顧客に提案して業務改善ツールを作るも、社内での評価は上がらず給料も手取り14万円、昇給は2年で8千円ほど。
こんな給料では子供や妻を養っていけません。このままではいけない。転職をしなければならない。
でもVBA程度しかスキルセットの無い私を雇ってくれるところなど、見つかるはずが無い。
資格を応用情報程度まで取得すれば、実務経験を積んだ人間には勝てなくとも、少しは勝ち目が上がるのではないか。
そう考えて、まずは基本情報の勉強を始めました。
勉強法
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題となります。
これも結論から書いてしまうと、私がやったことは教科書を1周だけ読む→過去問を解き続けるの流れだけです。
教科書を1周だけ読む
この勉強の中で一番重要なことは、本当に1周だけ教科書を読むことです。
私は1週間程度で、参考書を通しで1周読みました。
理解しようと必ず努力はしてほしいのですが、理解できないからといって何周も教科書を読む必要はありません。
この試験勉強の中で、教科書を読む時間:過去問を解く時間 = 3:7 程度です。
結局のところ何度も過去問を解くことになります。
重要な科目、問題なのであれば過去問に何回でも出てくるはずです。その中でわからなければ調べれば良いのです。
調べる中で自分の中の理解度がドンドン上がっていき、いつの間にか解けるようになっていますし、第一この試験は60%取れれば受かる試験です。
全てを理解する必要はない。と頭の片隅に置いておきましょう。
基本情報ではキタミ式を↓
それぞれ購入しました。
これはそれぞれに合ったやり方を選択するべきだと思うのですが、私は電子書籍を非常にオススメします。
理由としては以下の2点です。
- 仕事が忙しかったり、家族との時間でプライベートの時間がほとんどなくても、トイレに居る時間や電車の通勤時間を使ったスキマ時間で、参考書を読むことができる。
- 問題集を解いている時にわからない単語が出てきても、単語検索を使って一発で単語の説明まで辿り着ける。(付箋紙をペタペタ貼り付けたり、逆引きページから索引する手間がいらない。)
子供が元気盛りで妻に平日育児を任せていたので、土日は一緒に実家に行ったり公園に行ったりして、まとまって勉強するような時間はほとんど取れませんでした。
そのため、特に1番は電子書籍を選ぶ理由としてかなりのウエイトを占めています。
特にこだわりがない人は電子書籍で個人用のPCとスマホに入れて持ち運び、いつでも勉強ができる状態にしておきましょう。
過去問をひたすら解く
この項目も読んで字の如しではあるのですが、一番重要なことは、過去問をひたすら解いて解いて解きまくることです。
教科書を1周読んだら、あとは全ての時間を過去問に充てましょう。
最初は40点程度しか取れずにかなり落ち込むと思いますが、私もそんなもんです。
解いて→採点して→解説を読む→理解する
のサイクルをひたすらに繰り返していくことで、アベレージが上がっていきます。
基本応用、両方とも過去問サイトは過去問道場を使いましょう。
https://www.fe-siken.com/fekakomon.php
基本情報は午後も過去問道場で問題ないと思うのですが、応用情報の場合は紙で印刷して午後問題を解きましょう。
試験自体、紙で行うため良い練習になりますし紙の方が解きやすいです。
以下のIPA公式サイトからスマホなどにPDFで保存し、コンビニなどで印刷してください。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_mondai.html
解答用紙はメモ用紙で良いと思います。
なるべく時間などを測った方が良いので、集中できる環境で150分時間を取ってゆっくりやるようにしてください。
最初はオーバーしてしまうと思いますが、時間感覚を培うことが重要なのであまり気にしないように。
基本、応用2つとも注意すべきこと
これは本当の本当に当たり前のことなのですが、当日、自信がなくても必ず受験会場まで行きましょう。
意外と自信がなくてもう受かったりしますし、第一、試験代として払った7000円前後のお金、参考書代の3000円、勉強に使った時間、全てドブに捨てることになります。
基本情報を受ける際に注意すべきこと
基本情報の試験は今現在CBT方式になっており、午前試験を受けた二週間後に午後試験を受ける。ということもできます。
それによって、午前の試験直前までは午前の情報だけを詰め込んで、午前試験が終わったら午後問題だけに集中して勉強する、ということができるわけです。
そのため、何か特別な事情がない限り、午前と午後の日程は分けましょう。
(私はCBT方式であるにも関わらず午前午後同日に受けたのですが、当日「分けときゃよかったな〜」と思ったので書きました。)
応用情報を受ける際に注意すべきこと
応用情報はCBT形式の基本情報と違い、試験が終わったあとすぐに結果が出るわけではありません。
そのため、試験が終わった休憩時間に「解答速報」のWebサイトを見たくなる誘惑に、必ず駆られます。
最悪見ても良いですが、可能ならば見ない方が良いです。
私がそうだったのですが、解答速報と自分の回答を照らし合わせてギリギリ足りなかったりすると、午後の試験に向かうモチベーションがガクンと落ちます。
実際に私は帰りかけました。Twitterの優しい方に引き留めてもらえたので、午後を受けることができました。
午前の結果が芳しくなくても、帰らずに午後の試験を受けましょう。
当たり前ですが、解答速報はIPAの人が運営しているわけではなく、サイトの管理者などが解いた結果を掲載しているもので、当然間違いがあります。
その点に必ず留意して、利用するようにしてください。
最後に伝えたいこと
教科書を1周したあとに過去問を読んでも全く問題の意味がわからず途方に暮れてしまったり、過去問を解いても解いても点数が上がらなくて焦ったりすると思います。
私もそうでした。
そうなっても絶対に諦めないでください。
最後の最後に精神論のようなことを書くのは申し訳ないのですが、結局最後に合格を掴み取ることができるのは、泥臭く目標に向かって頑張れる人です。
必ず資格を取る理由を自分の中で決めてください。
目標があるかどうかで、資格を取得するためのモチベーションには天と地の差が出ます。
エンジニアの方々の中には「資格なんて取っても意味がない」と言う人もいるでしょう。
確かにこの仕事は業務独占資格が必要な仕事ではありませんし、業務経験がモノを言う仕事なので「意味がない」という主張は一部正しいかもしれません。
しかし私は、この資格を取って本当に良かったと思っています。
7月から東京の会社に転職してSES社員として働き始めたのですが、案件先で応用情報で学習した単語や概念が頻繁に出てきますし、なにより「応用情報を合格できた自分なら初めての概念でも、なんとか勉強して理解できるだろう」という自信がつきます。
第一、取ってもないのに「資格なんて取っても意味がない」って言ってる人、めちゃくちゃダサくないですか?
これから基本、応用を取ろうとしている皆さんはこのような言葉に惑わされないようにしましょう。
最後に
ここまでの長文を読んでくださって、本当にありがとうございます。
基本、応用などの資格を取った時の一番のメリットは、「自分はやり切ることができる」という自己肯定感だと思います。
私は部活や勉強などでほとんど成功体験を得たことがなかったので、そういった方が成功体験を積むために受けるのは、大いにありだと思います。
たとえ落ちてしまったとしても、その過程で得た業務知識は決して無駄にはなりませんので、安心して勉強するようにしてください。
読んでいただいた皆さんが、資格合格できることを心から願っています。