プログラミングやアプリケーション開発を進める中で、「.envファイル」はほぼ必須になるのではないでしょうか⁇
本記事では、.envファイルの基本とその使い方について解説します。
.envファイルとは⁇
.envファイルとは、アプリケーションで使用する「環境変数(environment variables)」を定義するためのテキストファイルです。これにより、アプリケーションの設定や機密情報をコードから分離して管理できます。
何を管理するか⁇
主な管理対象に、以下のような情報が挙げられます。
- APIキー(**外部サービスを利用するための認証情報)
API_KEY=<APIキー> // 各種サービスで発行されるキーを入力
- データベース接続情報
DB_HOST=localhost
DB_USER=root
DB_PASS=password
- アプリケーションの設定
PORT=3000
NODE_ENV=development
なぜ.envファイルを使うか⁇
1.セキュリティの向上
コード内に直接APIキーやパスワードを書き込むと、それらがGitなどのバージョン管理システムで漏洩するリスクがあ離、.envファイルに分離することで、このリスクを軽減する。
2.環境ごとの設定切り替えが簡単
開発・テスト・本番環境ごとに異なる設定を.envファイルで管理すれば、環境ごとに設定を簡単に切り替えられる。
使い方
プロジェクトのルートディレクトリに.envファイルを作成
touch .env // .envファイルを作成
vim .env // 環境変数を記載
npm i dotenv // Node.jsで環境変数を読み込むライブラリ
console.log(process.env.API_KEY); // .envに設定したキーで呼び出し
!!.envファイルはGit管理対象外にすることを忘れず!!