Review Board 上に差分を投稿するのは RBTools というコマンド群を別途入れてやることになります。
git のグローバル設定に Review Board を設定
git config --global reviewboard.url http://localhost/reviewboard/
rbt post
リポジトリ上で
rbt post -o
とすれば、HEAD
と作業ブランチのリモート(なければmaster
)との差分を投稿します。投稿するとレビューIDが取られて、チケット的に管理されます。オプション-o
で投稿したリクエストをそのままブラウザで開く。
前までpost-review
だったんですが、最近だとrbt post
になったっぽい?
-rで差分を更新する
先に投稿した差分を修正した場合、その差分を更新できます。
Review Board では投稿した差分の世代管理がされているため、先の差分と後の差分の比較も出すことができます。
rbt post -o -r xxx
オプション-r
の後に既に投稿したレビューのIDを指定することで、その差分を更新します。
--parentで比較元を指定
gitは作業ブランチのリモートと差分を取ります。ここで差分の更新をした場合、前のコミットをpush
していた場合、めんどくさいことになります。
111AAA -> 222BBB -> 333CCC
といった順でコミットがあり、111AAA
と222BBB
の差分でレビューを投稿してたとして、後から333CCCが
出たのでコミットしたいとします。
この時、222BBB
をpush
していると、差分を更新しようとすると222BBB
と333CCC
の差分が投稿されてしまいます。そうすると、レビュー上の世代管理が壊れてしまいます。なので、111AAA
を差分元とするよう指定します。
rbt post -o -r xxx --parent=111CCC
これで、111AAA
と333CCC
の差分が取られ更新されます。後から見た人もこれで安心だっ。
gitの参照ならコミットの直接指定でなくてもよいので、
rbt post -o -r xxx --parent=HEAD^^
rbt post -o -r xxx --parent=origin/master
みたいな感じで使うことが多いです。あとマージとか入った時にもよく使います。
--revision-range で区間を指定する
今となってはあんまり使わないですが、コミットを2つ指定してその差分を取って投稿する事もできます。
rbt post -o --revision-range=111AAA:444DDD
といった形。
自由度の高さを活かして色々できて良いです。