はじめに
以前参加したTama Ruby会議01のキーノート「白魔術師への道」というセッションの後半で「g」というGemが紹介されていたので試してみました。
動作環境
項目 | 内容 |
---|---|
Ruby | 2.6.5 |
MacOS | 10.13.6 |
g | 1.7.2 |
terminal-notifier | 2.0.0 |
環境構築
いくつか方法はありますが、Gemを導入するだけなので以下の手順で完了です。
MacOSユーザー向けの通知Gemterminal-notifier
もinstallします。
gem install g
gem install terminal-notifier
動作確認
使い方はデバッグなどで使う p
と同じです。
実行するとMacの通知領域に Hello, World!
と表示されます。
require 'g'
g 'Hello, World!'
長文が出力される場合も通知ウィンドウにカーソルを合わせて操作すれば全文を表示させることも可能です。
※1〜100の連番を表示させた例
何に使う?
まさにp
と同じで簡易的なデバッグに使うと非常に便利です。
当然RailsのControllerなどに仕込んでも動作するので、(それぞれの環境にもよりますが)画面を行き来することなく内容を確認できるのは非常に便利だと思います。
このGemは2013年のアップデートを最後にメンテナンスされていませんが、Rubyに深く依存するものではないので今後も長く使えることが期待できます。
参考リンク
- jugyo/g: The Kernel.g that works like Kernel.p by using terminal-notifier or growl.
- Road to white mages
告知
明日は、@tfactoryさんによる「IntelliJのプロファイラを使ってみた」です。
引き続き、GMOアドマーケティング Advent Calendar 2019 をお楽しみください!