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MCP登場から約1年!あの頃と今、何が変わった?

Last updated at Posted at 2025-12-07

この記事はProgate Path コミュニティ Advent Calendar 2025の8日目の記事です。

突然ですが、推しのMCPサーバー何ですか?

僕の推しMCPサーバーは、Context7とSerenaです。

  • Context7
    →最新のドキュメント情報をコンテキストとして渡せるのが強い
  • Serena
    →コンテキスト圧縮に便利

僕の推しMCPクライアントはCursorとClaude Codeです。

  • Cursor
    →Composer1しか勝たん
  • Claude Code (Max Plan)
    →なんだかんだ一番使ってる

この記事では、登場から約1年経過したMCPの歴史を振り返りつつ、今後どうなっていきそうなのかをまとめていきます

目次

MCP(Model Context Protocol)とは?

Anthropicが2024年11月25日に発表したプロトコル

LLMと外部システムを接続するプロトコル
→ AIにとってのUSBみたいな存在とよく言われる

当時のMCP事情

当時(2024年11月25日)のMCP事情は

  • MCPクライアントはClaude Desktopのみ対応
  • MCPサーバーの数はごく僅か
  • MCPサーバーのSDKはTypeScriptとPythonだけ
    のような状況でした。

ちなみに、公式のMCPサーバーとして登場してたのは以下のような感じでした
スクリーンショット 2025-11-25 17.28.04.png

歴史編

MCPが発表されて以降、MCPがどのくらいのスピード感で普及していったのかを体感してもらいます
有名どころをまとめています

Cline(MCPクライアント)

2024年12月13日
v2.2.0でMCPサポート

Clineは結構サポートが早く、2024内にMCPがサポートされていました。
この頃は、ClineかRoo Codeかみたいな議論がよくされていた記憶があります。 僕はRoo Code(Roo Cline)派。

参照元:

Cursor(MCPクライアント)

2025年1月30日

v0.45.6からMCPサポート

参照元:

Claude Code(MCPクライアント)

2025年2月25日

今では大人気のClaude Code。
実はClaude 3.7リリースと同時に登場してたみたいで、リリース直後からMCPサポートされていました。

参照元:

Roo Code(MCPクライアント)

2025年2月27日

v2.2.0からMCPサポート

参照元

Context7 (MCPサーバー)

2025年4月2日

正式リリース

参照元

AWS Documentation (MCPサーバー)

2025年4月3日

参照元:

GitHub Copilot (MCPクライアント)

2025年4月4日
Agentモードと同時にMCP対応が発表
参照元:

Serena (MCPサーバー)

2025年7月22日
serenaがpypiにリリースされた日
参照元:

Chrome Dev Tools MCP (MCPサーバー)

2025年9月16日
v0.1.0がリリース

参照元:

MLIT DATA PLATFORM MCP Server (MCPサーバー)

2025年11月14日
国土交通省が出してるMCPサーバーで、「国土交通データプラットフォーム」のAPIに接続し、データを検索・取得できるMCP

参照元:

変化編

変化① MCP出た当初は、MCPサーバーは9個ほどだった。

現在は ~個 (計測不能)

  • 公式だけでなく、個人開発者が作ったMCPサーバーが爆発的に増加
  • APIがあるサービスなら、誰かがMCPサーバーを作っている状態

変化② 特化型コーディングツールの台頭

汎用LLM+MCPサーバーから、特定のタスク特化のAgentやツールにMCPサーバーが組み込まれているツールが増えてきている

例えば

  • Amazon Q Developer(現: Kiro CLI)
  • GitHub Copilot CLI
  • Google Antigravity

Amazon Q Developer(現: Kiro CLI)

他のAI Agentと比べて、AWSの知識を持っている
→ MCPを使わなくてもAWSに関するタスクをこなしてくれる

GitHub Copilot CLI

デフォルトでGitHub MCPサーバーと接続している
→ 初期状態からGitHubに関するタスクをこなせる

Google Antigravity

初期状態からブラウザの操作を行える
→ chrome-devtools-mcpやplaywright mcpなくてもブラウザ操作ができちゃう

ここからわかる通り、MCPサーバーがやや下火になってる気がしてます。
というのも

  • MCPサーバーわざわざ使わなくてもできることが増えてきた
  • MCPサーバーのtoolがコンテキスト圧迫しちゃってる問題
  • Modelの進化によってgrep等のツール呼び出し最適化
    などがあるからです。今後MCPってどうなっていくんだろうか?

展望編

展望① MCP on Windows

2025年11月19日発表

  • AI AgentがWindowsやアプリを操作可能に
  • OS設定、アプリ操作などをMCP経由で実行
    →Bluetoothやネットワークの設定などができるらしい

展望② MCP Apps

2025年11月21日 draft作成

  • MCPサーバーがUIを提供できるようになるMCPの拡張機能
  • ui:// URIスキームでUI宣言
  • テキスト/JSON → UI へ
  • チャットだけでは完結しづらい操作(可視化やフォーム入力)が可能に

まとめ

MCP歴史を見ていくと、MCPという概念がここ1年でかなり普及してきたことがわかると思います。
ですが、現在MCPはやや下火気味になってると僕は感じています。
ただ、これから新しい形でのMCPサーバーが登場してくるだろうなと最新の発表を見て思いました。

特に、MCP Appsは今までと違った新しい体験ができそうなので期待してます!

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