はじめに
amazon-linux-extras よりインストールした tomcat は systemd にてサービスが管理されます。
systemd はデフォルトで systemd-journald にログを出力していますが、この影響で syslog ( /var/log/messages ) に tomcat のメッセージが大量に出力されます。
syslog には tomcat のメッセージを出力したくないため、これを抑止します。
設定手順
tomcat 8.5 インストール
amazon-linux-extras より tomcat8.5 をインストール。
$ sudo amazon-linux-extras install tomcat8.5
systemd オーバーライド設定
下記ディレクトリとファイルを作成し、デーモンを再起動。
$ sudo mkdir /etc/systemd/system/tomcat.service.d
$ sudo vi /etc/systemd/system/tomcat.service.d/override.conf
$ sudo systemctl daemon-reload
$ sudo systemctl restart tomcat.service
[Service]
StandardOutput=none
StandardOutput のデフォルトは StandardOutput=journal のため、 tomcat の起動設定を StandardOutput=none でオーバーライドします。
設定方法は以上です。
注意事項
/usr/lib/systemd/system/tomcat.service を編集し StandardOutput=none を追記しても設定反映されますが、 yum update でパッケージを更新すると設定が初期化されてしまいます。
恒久的に設定したい場合は、上記のように /etc/systemd/system/tomcat.service.d 配下にオーバライド設定を作成しましょう。