衛星画像利用サービス
比較表
名称 | 費用 | 商用利用 |
---|---|---|
Tellus | 2021年の3⽉まで無償というのは決定。それ以降は有償の予定 | 可能。有償 |
Copernicus | 全世界に向けてオープンフリー。2030年までの運用が決定している | 可能。無償 |
G-Portal | 無償 | 無償。商用利用可能だが、データの出所表示に必要あり。データの種類(高次付加価値データ・製品)によっては制限がある場合もある |
Google Earth Engine | 研究・個人利用に限り無償 | 有償の商用ライセンスあり |
Tellus(てるーす)
概要
⽇本最⼤規模のデータプラットフォーム。
経済産業省主導で、政府衛星データのオープン化を⾏い、関連事業の展開と衛星データの受託者を増やすことが⽬的である。
費用
2021年の3⽉まで無償というのは決定している。
商用利用
⾼性能なデータ、コンピューティング環境を提供する。商業利⽤が可能。(同様に衛星データを閲覧できるものとして、Google Earth Engineがあるが、こちらは商⽤利⽤不可)
SAR衛星データ、⾼解像度な光学情報を利⽤できる。
商業利用してほしい、という目的で公開している。
利⽤⽤途
- 建設情報への提供
- 農業保険
- 地上のデータと衛星データを融合して、災害の発⽣確率を予測
- 収穫時期の予測、たんぱく質の含有率、肥沃度、どこに植えていけばよいか
- 災害情報提供
- マーケティング
- ⾞の数計測
- 都市計画⽀援
参考記事
https://sorabatake.jp/?s=Tellus
https://qiita.com/ryo_naka/items/492b9b6b3d4792a3e150
https://qiita.com/seitoo2/items/1f663f6c81ea4c777ab0
Copernicus
概要
欧州連合(EU)が行っている地球観測プログラムの名称です。
天災やその他災害のリスクが高まる現代社会において、コペルニクスは地上、海上および大気の環境の状況の監視と、市民の安全向上を目指す全地球観測プログラム。
となっている。
費用
2030年までの運用が保証されており、2030年以降の運用に向けて現在欧州連合内で予算検討が行われています。
データへの入手は全世界に向けてオープンフリー制度を取っており、研究や商業目的といった全ての面において利用は個人・団体も原則無償となっている。
商用利用
前述の通り、商業利用も無償で利用可能
参考記事
G-Portal(地球観測データ提供システム)
概要
JAXAが打ち上げた地球観測衛星で取得されたプロダクト(衛星画像等)を検索、ダウンロードできるポータルシステム
費用
無償。ダウンロードには登録が必要。
商用利用
商用利用可能だが、データの出所表示に必要あり。データの種類(高次付加価値データ・製品)によっては制限がある場合もある。
(1)G-Portalから提供されるデータは、(2)に示すデータの出所表示を除き、制約なく誰でも自由に無償で利用(商用目的での利用を含む)できます。
(2)データの出所表示
G-Portal提供データを利用して、その成果を論文、レポート等で公表・出版する場合は、別表をご参照の上、利用したG-Portal提供データの出所表示をお願いいたします。
なお、高次付加価値データ・製品については、原初データの出所をご記載ください。
https://gportal.jaxa.jp/gpr/user/regist1?lang=ja
参考記事
Google Earth Engine
概要
地球観測衛星が取得したデータや画像の分析ができる、オンラインのプラットフォームのことです。
衛星画像を分析するには、前処理・豊富な計算リソースが必要であり、また、衛星画像を入手するにも費用が掛かったり、元となるデータ分散されているなど、継続的に分析を行うことは難しい状況でした。
しかし、すでに加工済みの衛星画像が用意されているため、衛星データからの計算、画像加工、分析結果をグラフに表すなどの作業を、統一された環境で行えることが特徴。
費用
研究・個人利用に限り無償
商用利用
有償の商用ライセンスあり
参考記事
https://sorabatake.jp/337/
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rssj/38/2/38_125/_pdf/-char/en
https://qiita.com/ga_ku/items/c937e4eb5df467ca8048