Prettierは様々な言語に対応したフォーマッタであり，Markdownのフォーマットも可能です．しかし，日本語が含まれるMarkdownの場合，英数字の前後に不要な空白が挿入されてしまう問題が知られていました
この問題はPrettier v3.0.0から解決されていたようです
ですが，VSCodeの拡張機能に付属するPrettierはバージョンが古く (?) この問題に対応していません
別途インストールしたPrettierを使ってフォーマットする設定が必要です
prettierのインストール
ローカルかグローバルどちらでも良いのでインストールします．グローバルに入れる場合は適切にパッケージを管理しましょう
# グローバルインストール
npm install -g prettier
バージョン3.0.0以上がインストールされていることを確認します
prettier -v
prettierのパスを設定する
インストールしたprettierのpackage.jsonへのパスを取得します．通常は/usr/local/lib/node_modulesを探せば見つかると思います
# グローバルインストールされているパッケージを探す
npm list -g --depth=0
prettierの実行ファイルではなくpackage.jsonへのパスです．which prettierで得られるパスではありません
voltaなどのツールを使用している場合，別のところにあったりします．私の場合はここにありました
/Users/user/.volta/tools/image/packages/prettier/lib/node_modules/prettier/
VSCodeの設定を変更する
得られたパスをprettier.prettierPathに指定します
settings.json
"prettier.resolveGlobalModules": true,
"prettier.prettierPath": "/Users/user/.volta/tools/image/packages/prettier/lib/node_modules/prettier/",
editor.formatOnSaveでMarkdownをフォーマットするように設定すれば動作確認できます
以上です