家計状況データを使用
もう間もなく総務省統計局から「家計調査報告」の2021年3月分が公表されます。
2月分は4月6日に公表されました。
また、同時期に「家計消費状況調査」の3月分も公開されると思います。
「家計調査報告」の中で公表される**「消費支出」と「家計消費状況調査」に含まれる「ネットショッピングの⽀出額」**を同じ画面上で可視化するための準備をしました。
準備にはそれぞれ、2月分(4月公表値)のデータを使いました。
**「e-Stat」(政府統計の総合窓口)**からデータを取り出し、Tableau Publicに取り込みます。
まず、「消費支出」です。
2種類のデータを取り込んでリレーションシップ
次に「ネットショッピングの⽀出額」を**「追加」**します。
先に取り込んだ「消費支出」が線で結ばれます。
両方の**「時間軸」(列)**を関連付けます。
これでどちらかの「時間軸」をx軸にし、「消費支出」と「ネットショッピングの⽀出額」の推移グラフを描画する準備ができました。
データの型が想定と違っていたので型の変更をしました。
2本の折れ線を描画
「列」に「時間軸」、**「行」に「消費支出」**をドラッグすると折れ線グラフア描画されます。
次いで、**「値」(ネットショッピングの支出額)をグラフY軸付近にドラッグします。
時間軸の範囲が異なるので、右下に「・・・NULL」**と表示されます。
クリックして**「データのフィルター」**を実行します。
共通する時間軸の範囲のみ表示されるようになりました。
2つのY軸に変更
金額の値が異なるので、右側に別のY軸を追加しようと考えました。
今のグラフではできないようで、右側のパネルから**「二重線」(折れ線)**に切り替えます。
Y軸が追加されました。
見やすい感じがしたので、左側のY軸を「消費支出」に変更し、目盛りの数字の表示スタイルも変えました。
そのほか、**「データラベル」を追加したり、「傾向線」**を追加したりなどしました。
目盛りについては、推移が比較しやすいように、「消費支出」の10分の1が「ネットショッピングの支出」になるように調整しました。
「値」は「ネット支出」に名称変更しました。
今週、2021年3月分の数字が公表されると思います。
公表されたら更新します。
了