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七日間移動平均を「Power BI Desktop」と「Tableau Public」、「Google Data Portal」で集計・可視化

Last updated at Posted at 2021-04-24

移動平均を表題の3種類のツールで求めてみました。
使ったデータは、気象庁・過去の気象データダウンロードのサイトから取得した函館の平均気温です。

Power BI Desktopで可視化

取得データは以下のような日毎の平均温度推移です。

移動平均1

数値確認用に、ExcelでAVERAGE関数を使い、移動平均を計算しました。
集計対象日を先頭とし、7日間の平均を計算しました。

移動平均2

まず、Power BI Desktopでデータを取り込み、折れ線グラフを描きます。

移動平均3

フィールドパネルをの項目の右端をクリックし、「新しいクイックメジャー」を選びます。

移動平均4

「移動平均」の設定をします。

移動平均5

「基準値」に「平均気温」「日付」に「年月日」(取得した時間軸列)を配置します。
当日より「前期の間」として「6」、今回は当日より後の期間は対象としないので、「後の期間」「0」を設定しました。

移動平均6

その設定が反映されたフィールドが追加されます。

移動平均7

先ほど作った折れ線グラフに追加します。

移動平均8

ただ、集計最終日の数字+6日目の数字までが集計範囲と認識されるようで、平均気温が記録されていない日にちも計算されています。
表形式にするとわかりやすくなり、対処法も見えてきました。
取得したデータ「平均気温」「空白でない」とすることで、移動平均も集計最終日までの計算で終えることができました(表示範囲を変更することができました)。

移動平均9

移動平均10

Tableau Publicで可視化

次に、「Tableau Public」にデータを取り込みます。
「null」が入り込みましたが、今回のケースでは無視して描画できるので、先に進みます。

移動平均11

「列」に「年月日」を配置します。
年単位の軸になっているので、●年●月●日形式の軸に変更します。

移動平均12

「行」に「「平均気温」を配置し、折れ線グラフを選んで描画します。

移動平均13

移動平均のグラフを用意します。
行の「平均気温」をクリックし、「簡易表計算」→「移動平均」を選択します。

移動平均14

このままでは2日間の移動平均なので、今度は「シェルフでの編集」を選んで設定値を変更します。

移動平均15

「-2」を「-6」に変えます。

移動平均16

移動平均17

移動平均のグラフが描かれます。
左パネルから「平均気温」を再度ドラッグすると、平均気温と移動平均の2つのグラフが並びます。

移動平均18

Google Data Portalで可視化

最後に「Google Data Portal」で可視化します。
Portalの場合、Googleスプレッドシートにデータを取り込みます。

移動平均19

「Google Data Portal」には、移動平均の関数はないようなので、Googleスプレッドシートを利用します。
冒頭のExcel同様に平均を求める関数で移動平均を計算します。

移動平均20

Google Data Portalから、上記Googleスプレッドシートのデータを取り込みます。

移動平均20

取り込んだ直後の画面です。

移動平均21

折れ線グラフを選び、「指標」に「平均気温」とGoogleスプレッドシートで計算した「移動平均」をドラッグします。
折れ線グラフの完成です。

移動平均22

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