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こんにちは!鉄太郎です。

うぐいすソリューションズ Advent Calendar 2025の18日目です!

今回はうぐいすソリューションズのお笑い担当かぴばらさんと対談形式で2025年を振り返っていきたいと思います!

AIはこの記事では使ってません!
ではどうぞ!

登場人物

鉄太郎

フリーランス歴8年のフルスタックエンジニア。AIの発展に日々翻弄されている。

かぴばら

うぐいすソリューションズのフロントエンドエンジニア。子供のジャングルジムとして活躍中!

オープニング

かぴばらさんは今年変わった生活習慣とかあります?
もしなければいつも心がけてることとかでもいいですが
ここ本当最近。 まだ1か月も経ってないぐらいの習慣なんですけど。
お。
ちょっとずつ本を読むようにしました。
っていうのも、AIで情報いっぱい取れるようになって、
記事とかを要約されたものを読む中で、文章を読んで意味を解釈するって過程がなくなってきた事が致命的な気がして。
あー、なるほど。
便利だから、AIに任せること自体はもう全然いいけど。
人間の基本能力が落ちることは良くないよねみたいな記事を見て共感しましたし。
自分の体験に落とし込んで再構築するみたいなことが、できてないと思ったので大学時代に立ち返って本を読もうかと思いました。
大学時代というと?
文学部だったんですけど。
割と色んな分野で本を読んでて、西洋史の本とか。
軍隊の歴史、軍事史っていう分野が専攻だったんですよ。
そういうところで本読んでたので、やっぱりそういう体験って日頃からあった方がいいなと思って、読み始めました。
なるほど。読み始めてみて、変わったと実感しました?
今、組織論の本を読んでるんですけど。
すごい楽観的に見ていた相手の数を、把握もしないでこっちの方が精鋭だからと、甘くみた結果、大敗するみたいな話があって。
そういうのって、軍隊に限らず組織でもあると思って。
そういう気づきがあると、やっぱ本を読んでて良かったなと、思いましたね。
なるほどっすね。活字を拾うっていうのと、AIに頼らず読解力を鍛えるって事ですよね。

AIを用いたことによる失敗

AI含めて他人と会話するってなった時に、
読解力の補いになったり、逆に失敗したことってあります?
AIを挟んだ方がうまくいくっていうのが実体験としてはなくて、要約された内容を読むと解釈の違いが生まれやすくなると思っていて。
おや。AIをどういう用途で使ってるんです?
私はAIにまとめてもらったものをベースに人間同士が生身の言葉で議論するみたいなことをよくやってたんで、
AIが間にいるってよりは、AIの言ってる事を二人以上の人間がレビューしてるような感覚なんですよね。
うん。 うん。 うん。 うん。
それはそうだと思います。
僕の今のプロジェクトでの話ですが、
僕の経験がないばっかりに、偉い人からセキュリティ考慮してとか、技術調査をしてって任されてもAIに調べてもらうしかなくって、向こうが待ってる情報とこっちから出したものが噛み合わない事がよくあって。
あー、なるほどね。
事前にもっと具体的な要件を聞いてから調べるようになりましたね。
AIの使い方を失敗したって経験でした。
うん、うん。
私はどっちかというと上の立場だったんですが、AIに作らせたソースコードをそのままレビューに出してくるジュニアエンジニアがいたんですが、そういうのってレビューする気になんないんですよ。
それはレビューしなくてもいいっていう話じゃなくて、そもそもコーディングする上で、プロジェクトの設計思想がAIに伝わってないんですよね。
コーディングするとか、調査させるとかも含めてなんですけど、基盤がすっぽり抜けてAIに丸投げしてしまっていると、ちんぷんかんぷんな対応をしてしまったりしてしまうと。
やっぱりAIにやらせるにしても何のための作業で、何がゴールなのかって前提情報を伝えないとコミュニケーションは齟齬っちゃいますよね。
うん。 うん。 うん。 うん。 うん。 うん。

2025年のAIを振り返って

2025年の初頭と今とではAIも変わってきたじゃないですか。
それは本当にそうですね。なんか急激に変わりましたもんね。
最初はGitHub Copilotでオートコレクトしてくれるだけで感動してたんですよ?w
それが、今は自走してコーディングだけじゃなくテストしてくれるようになって、AIにお願いする領域が一変しましたよね。
多分僕はWindsurfからAI使い出したのかな。
あー。そうだ私もかぴばらさんに紹介してもらってWindsurf使ってましたw
たしか4月くらいだったかな。
まだあの頃は対話形式の状態だったんですよね。
CursorとWidsurfにそんな差がなくて、Windsurfの方が$5安かったとかそんな感じでした。
私は最初、AIに対してあまり好印象じゃなくて、AIに仕事奪われていくんじゃないかって心配になってましたね。
AIとは違う価値を、コーディングの分野で身につけないといけないって思ってた時代ではありましたねw
最初はそうですよね。
こんなゴリゴリにコード書かれるまでは、僕もそう思ってましたね(笑)
エンジニアとして淘汰されていきそうだなって、気持ちがすごいありましたね。
使い始めた頃はちょっと指示したら、すぐ指示待ちになってって繰り返してましたけど、
最近は自走して指示待ちが減ったのでほっといても作業終わってますもんね。
そうですね、普通に僕が実装したら数ヶ月以上余裕でかかるだろうなってものを、会話のラリーしただけでものの1週間で作れちゃって、こんなの勝てねえって思いましたね。
今後エンジニアとしてどうやって生き残ればいいんだっていうところで不安になった記憶があります。

エンジニアの働き方は変わった?

フルスタックエンジニアかどうかっていうのでも、AIが侵食してきたと感じる領域が全然違うかなと思っていて。
1から100まで作ってリリースまで一人全部自分でできる人からしたら、「まーAIができる範囲ってここまでだよね」っていうのが割と俯瞰して見えるのに対して、
フロントしかできないとか、バックエンドしかやったことないって人は、俯瞰した視点すらあまりまだ養われてないから、余計にAIにやってもらう分野が無限に広がってそうな感じがあるんじゃないかなって思うんだよね。
うん、うん、そうですね。
例えば僕がバックエンド知らない状態で、バックエンドのコード出してもらって、それを眺めた時に「何が正しいんだ?」みたいになってしまうので、AIに依存する部分が多くなってしまって。
なんか自分がやっていないみたいな感覚になるし、それで結構悩んでた時期はありましたね。
この前、鉄太郎さんのアドバイスでもらった、アプリ作ってもらって、実装の解説もしてもらえばいいっていう話。
実践してみて思ったのは、結構分かりやすく解説してくれるので、そうやって学習すれば、割と知識は得られるんじゃないかと思います。
みんなAIを学習ツールか、自分のタスクを軽減させるツールにしか使ってないって事が多くて、なかなかアウトカムに繋がってないってデータも出てるようですよね。
今まで学習ツールって通信教材を利用したり、フレームワークの本とか買ったりしてたじゃないですか。
それがもうAIに聞いて、学習するようになってくる。なんだったらAIが教材も作ってくれるっていう時代になってるっていうことですよね。
もうそうなってくると、コーディングができるできないとか、そのフレームワークの使い方はこれがベストですよっていう知識っていうのは、だんだんだんだん薄れてくるっていう、なんなら必要すらなくなってくるということですよね。
仕事する上では。あった方がいいとは思うんですけど。
かぴばらさんはコードまだバリバリ書きますか?
いや、もうほぼほぼAIですね。
現場では今Clineを使ってるんですけど、使えるモデルが古くて。。。
Opus4.1とGPT-5が新しいモデルなんですけど、すぐ利用制限きちゃって結局GPT-4.1しか使えないんですよね。
それはひどいっすね。
基本はCline使ってほぼほぼ書いてもらっているのですが、利用制限きた時だけ手書きしていることが多々あります。
理由としてはGPT-4.1にお願いすると、コンポーネントの型定義を修正させた時に、型定義をtypes.tsというファイルに書き出しているのですが、
既存の型定義を全部消してから新しいものだけ追加して完成としてきたり、
} とか > みたいな閉じタグを追加しないでエラー出したまま「完璧です!完了しました!」って言ってくることがあったりするんですよね(笑)
え?!w
GPT-4.1使うぐらいなら、自分でコーディングした方がマシってことはちょいちょいありましたね。
なのでOpus4.1とGPT-5が使えるうちはそれ使ってゴリゴリ書かせてますね。
コーディングにおいては、破壊的な修正を比較的避けるし、ハルシネーション率がぶっちぎりで低いっていうのが、Claudeが一番選ばれてる理由ってのも読みましたね。
うん、うん、うん。確かに。
GPT-5.1も精度は良かった気はしたけど、やっぱりたまに「何でこんな書き方したんだ?」みたいなの書いてくることがあったりして。
any型は禁止って言ってんのにやたらとany型使って実装してくるとかもありましたし。
なんだかんだClaudeが良いなっていう感じはありますね。

業界の肌感

社外のエンジニアとかとAIの話とかってします?
そうですねー、前の現場が同じだった人からは、ClaudeMAX導入したって話は聞きましたけど、まだ慣れないって話してましたね。
Xでよく見る医療系のアプリ作ってる会社さんとかは、かなり前衛的なことされてる感覚があるので、その方々の発信を読むと「自分は情報全然追えてないなぁ。遅れてるなぁ。」って思っていました。
でも、実際に入ったプロジェクトや、近しい人の話を聞くと、あまり活用しきれていない話も聞くので、うぐいす(弊社)も結構進んだ話をしてるんだなっていう印象は受けますね。
なるほど。私も仕事で思いっきりClaudeCodeとか使ってて、XやYoutubeの発信とかを見てるからか、自分がすごい遅れてるようにも感じるんですが。
ふと昔の同僚とかに話を聞いてみても、全然使ってないんですよね。意外と。
SES雇って回してる現場ってAIの浸透が遅いのかなって思ったりします。
今私が担当してる案件でもAIを導入してから開発スピードが4〜10倍とかになって、開発の利益率爆上がりしたんですよ。
開発も今まで納期ギリギリだったのが2ヶ月前に完成するようになっちゃってw
すごいっすね。そこまで活用できてるのは聞いたことがないかも。

来年以降どうなる?

仕事では勝手にアプリ入れたりできないんで、個人開発でAntigravityとかClaudeとか使って新しいAIに触れたりしてるんですが、仕事に戻ると「ある程度自分で考えてくんねえかな」みたいなのは、よく感じますね。
でも、これはAntigravityとかに慣れすぎている気がしますね(笑)
私はこれからAIと対話するっていうこと自体がなくなるんじゃないかなって思ってるんですよ。
ドメイン駆動設計みたいな思想がより強く残ると思っていて、Notionとかに仕様書書くじゃないですか。
そしたら、勝手にAIがそれをみて設計→実装→テストを完了してくれて、またNotionとかに結果が返ってくる。
開発者はNotionのページ以外見なくなるみたいな。
多分もうやってる人はいると思いますけどね。
そうですね。そういうの構築してる人はいそうですよね。
なんか単にAIを追いかけてるだけだと、すごい置いてけぼりを食らいそう。
やっぱり、これからどういう仕事に変わっていくんだろうって考えることがあるんですよね。
というのも受宅会社に身身を置いてるけど、クライアントがAIについていろいろ仕入れてくるんですよ。
そしたら「最近AIでこういうことできますよね。じゃあ、開発費用を抑えてもらえませんか?」みたいなやりとりが発生するわけです。
そういうの聞いてると、このままでいくと、クライアントが開発できるようになるし、今までは組み込み系のノーコードツールだったけど、AIが自走してフルスクラッチでもアプリが完成できるようなになる。
そうなれば受託開発って仕事は無くなっていくんじゃないかなと思うんですよ。
なので、最近はうちも自社サービスっていうか、何かしらの売り物を抱えてないときついよねっていう思考に回帰してますね。
そうですね。僕もそれは結構感じていて。
なんかお客さんに必要とされなくなる未来も普通にあり得るよなみたいな。
そうなった時に、自社で作ったものを売る。
それをベースに他の事業をやるみたいなのをやらないと、今後生き残りが難しいんじゃないかな、システム会社全般。
先見の明がある人たちって、SaaSの時代が終わったって言うじゃないですか。
こないだもうぐいすで「こんなサービスあったら楽しいんじゃない?」みたいな話をしたら、その1週間後調べたらもうすでに他の人がリリースしてるとかあったし。
アプリケーションの作る速さっていうのがもう、とんでもなく速くなっている。
多分来年にはもう、ドラえもんの秘密どうぐみたいに「あったらいいな」って思考した時には出来上がってるみたいな。
作っておきましたよみたいな速度になるんじゃないかなっていうのを期待してますね。
期待しているのか怖いと思ってるのか分かんないですけど。
うん。 うん。 うん。 うん。 うん。 うん。

今だからチャレンジしたいこと

エンジニアキャリアみたいなところは結構みんな悩んでる人も多いんじゃないかなっていう気がしますよね。
かぴばらさんは別のジャンルでもなんでもいいですけど、チャレンジしたいことってあります?
チャレンジしてみたいことは、あんまりイメージがついてないんですが。
大学時代の研究テーマも組織論なので、組織開発とかそっち系の方が自分の興味に近いのかな。
エンジニアリングマネージメントとか、マネジメント系をはやってみたいとは思ってて。
役職を手に入れることが、一つの生き残り方ってことですね。
でまぁ、結構冗談めかして社内でも言ってるけど、時代は第一産業とかって話をよくしてたと思うんですけど。
割とそれはあるんじゃないかなと思ってて、食とか特にですね。
今は農家さんって減っていったりしてるじゃないですか。
でも、食の需要って絶対尽きることはないと思うので、そこに飛び込めたらすごいいいなっていうのはあります。
いや、そうですよねーーー!!
やっぱり農業やりたいですよね!!!!
野菜作りたいなって思うので。
家庭菜園から始めて、色んな種類の野菜作ってみたいよねって家族とも話するんですよ。
あー、いいんじゃないですか。
葉野菜からチャレンジしてみるとおすすめですね。
いいですね。最近レタスにはまってるから、ちょうどレタス作りたいなみたいな話をしてて。

まとめ

じゃあ、「これからうぐいすソリューションズは一次産業を始めていきます」ということでいいですか?
始めていきたいですね。
僕が勝手にこんなこと言ってしまっていいのかな。
そういうブルカラーな仕事にも目を向けるべき時が来るのかなっていう感覚はありますね。
そうですよね。
ありがとうございました。うぐいすソリューションズが作る野菜、私も楽しみにしております。

さいごに

いかがだったでしょうか?
Xもやってますので、よかったらフォローして絡みにきてください。

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