正式名称:
バーチャルモーションキャプチャをOpen Broadcaster SoftwareバーチャルカメラでZoom〜バ美声をVirtual Audio Cableしたものを添えて〜
#Zoom Hacking連載
①FaceRig/SnapCamera+VT-4で参加したZoomをOBS経由でRTMP配信するまで
②VMCをOBS VCでZoom〜バ美声をVACしたものを添えて〜
③Zoomで小技を出しつつも、こいつオタクなのかな?と思われたくない iVCam+DroidCamをOBS VCから流す方法
[④Spark AR Studioで、他人の顔を自分の顔に被せてWeb会議に出席する] (https://qiita.com/tetsuyaimagawa/items/dbdfe855756e3405c162)
[⑤Avatarifyで他人の顔を乗っ取り、web会議に出席する] (https://qiita.com/tetsuyaimagawa/items/8f180216712595071878)
#背景と概要
昨今、Zoomを始めとするWeb会議システムの利用が増えており、それに関わる技術にも注目が集まっている。
前回はFaceRigでアバターを用意し、マイク入力をVT-4で変換してZoomに流し、度肝を抜くことを目的としたが、身の回りの人々には一回使ってしまったし、使いこなす人も増加の一途を辿っている。
そこで、今回はあまり所有者の少ないVR HMDを用い、VMCをOBSで背景と合成し、OBSVCで出力、それをZoom(やその他会議システム)に読み込ませてみる。またHMDのマイクから入力した音声をバ美声に入れ、VACに出力したものを同じくVACの入力としてZoomに読ませる。
#VMC
https://sh-akira.github.io/VirtualMotionCapture/
(OculusやVIVE等の)VR HMDを用いることで3Dアバターを動かすことができるものです。
使い方は公式で丁寧に説明されているので割愛します。(公式画像お借りします)
https://sh-akira.github.io/VirtualMotionCapture/manual/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%93%8D%E4%BD%9C%E6%96%B9%E6%B3%95.html
OBSで読むときは、背景をグリーンにしてクロマキーで緑を選択します。
ちなみに私が使っているのはVIVE PROですが、高いですしVIVEはOculusに食われそうなので、悲しいかなおすすめできません…
#OBS Virtual Camera
前回紹介したOBSですが、今度はOBSの画面出力をZoomに読ませます。
そのためにOBSVCを入れます。
ファイル
https://github.com/CatxFish/obs-virtual-cam/releases
使い方
https://github.com/CatxFish/obs-virtual-cam
#バ美声
前回はVT-4をご紹介しましたが、そのソフトウェア版を利用します。
HMDのマイクから音声を一旦PCに取り込むので、PC OUT→VT-4 INのようにケーブルで音を外に出したくないからです(何かいい方法ありましたらご教示ください…)
ファイル
https://booth.pm/ja/items/1177717
使い方
https://www.cg-method.com/entry/babigoe/
入力デバイスをHMDのIN、
出力デバイスを下記で紹介するVACに設定します。
(公式画像お借りします)
#Virtual Audio Cable
PCから音声出力を一旦出力して入力に読ませる(本来はAudio Cableが必要な)手続きをVirtualでやってしまうものです。
ファイル&使い方
https://virtual-audio-cable.jp.uptodown.com/windows
#Zoom
OBSVCと、VACをZoom(もしくはその他の会議システム)に読み込ませると、下記のような画面が完成します。
※本画像は筆者と一切関係のないイメージ図でございます
#HMDのない方は
VMCの代わりにFaceVTuberを使うのもありですね。
https://facevtuber.com/
それでは、よいZoom Lifeを。