IBM Cloud CLIやClient VPN for VPC等を利用する際には、認証のためにpasscodeが必要となることがある。本稿では、passcodeの取得方法をまとめてみた。

方法1: passcode取得用のURLを直接参照する方法

IBMid利用時
- https://iam.cloud.ibm.com/identity/passcode にアクセスし、IBMidの認証を経て以下の画面にてpasscodeを入手。
App IDとの連携時
- App IDとの連携時には、App IDごとにrealm_idが割り振られている。
- https://iam.cloud.ibm.com/identity/passcode?realm_id=<Realm ID>にアクセスし、該当のIdPにおける認証を経て、passcodeを入手。
  - 認証画面の例（App IDに内包されているCloud DirectoryをIdPとして利用した際の例）
  - passcodeの取得

方法2: IBM Cloudポータルにログインした後、取得用のURLを参照する。

IBM Cloudポータルにアクセスし、それぞれで認証を行い、ログインを完了させる。
- IBMidの時は、https://cloud.ibm.com
- App ID連携時は、https://cloud.ibm.com/authorize/xxxxx/<Realm ID>
ログイン完了後、 https://iam.cloud.ibm.com/identity/passcodeにアクセスする。

方法3: IBM Cloudポータルにログインした後、UIからpasscodeを取得する。

IBM Cloudポータルにアクセスし、それぞれで認証を行い、ログインを完了させる。
- IBMidの時は、https://cloud.ibm.com
- App ID連携時は、https://cloud.ibm.com/authorize/xxxxx/<Realm ID>
UIのメニューからpasscode情報を取得

補足

上記のUI上の表示が、App IDを使っていてもIBMidと書かれてしまっている・・・が、passcodeの値としては問題なく使える。）
App ID連携時でも、上記の方法で表示されたCLIのsnippertでログインすることが可能。

App ID連携時のCLIログイン

$ ibmcloud login -a https://cloud.ibm.com -u passcode -p xxxxxxxxxx -r jp-tok
API endpoint: https://cloud.ibm.com
Authenticating...
OK

Targeted account xxx (xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx) <-> xxxxxxx

Targeted region jp-tok


API endpoint:      https://cloud.ibm.com
Region:            jp-tok
User:              xxx@xxx.xxx.xxx
Account:           xxx (xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx) <-> xxxxxxx
Resource group:    No resource group targeted, use 'ibmcloud target -g RESOURCE_GROUP'
CF API endpoint:
Org:
Space: