はじめに
どうしても手元で VB.NET をコンパイルする必要があり、未体験だった .NET for Linux を試してみることにしました。
が、どのくらいディスクスペースを必要とするのか不明です。不安です。某 Android の開発環境は、公式情報と違って 10GiB とか 20GiB とかって勢いでディスクを消費しました。なんそれ。やめれ。
ということで調べてみました。
結論
すげぇ小さいです。感動的。
5.0.202-1 で 500MiB 未満。わお。
.NET Framework は 1 の頃から触ってますが、体感としては .NET 史上最小。これで VB.NET をビルド出来るんだからごいす。
(.NET Core は触ったことありません。あと Mono の事は思い出せません。あしからず。)
実測
debian buster
apt install で表示される予定容量は下記です。
# apt install dotnet-sdk-5.0
(中略)
After this operation, 423 MB of additional disk space will be used.
(後略)
debian:10.9-slim
Docker で debian:10.9-slim 上に .NET SDK を入れてみた結果のイメージサイズは下記です。
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE
dotnet5 latest 90b5ee0e1879 7 seconds ago 521MB
debian 10.9-slim 48e774d3c4f5 2 weeks ago 69.3MB
余談
純正の .NET SDK の Dockerfile (たとえばコレ)では apt リポジトリは使ってなくて、tarball を使ってました。
なんかちょっと好感が持てました。バージョンを固定する意識(バージョン再現性を担保する意識)があるのかなーと想像したりして。
ちなみに同 Dockerfile では PowerShell もセットアップしていますが、単に dotnet new して dotnet run するだけなら PowerShell 無くても .NET SDK だけでOKぽいです。手元ではOKでした。
おわりに
実はオンライン IDE 的なもので VB.NET の実験をしていたのですが、幾つか試すも LINQ できるものが無くて。
コードエディタがリッチなものが多かったですが、欲しいのはそこじゃなくて、Imports なんかも含め VB.NET がちゃんと動く処理系だったので、手元にセットアップすることにした次第です。
もっと時間をかけて探せば見つかったのかもしれないですが、手元に構築するのが存外に超絶簡単と判明したので、今後は手元で実験に励む所存です。