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Google Cloud Functionsでpuppeteerを動かした話

Last updated at Posted at 2019-07-16

さて、前回の記事の通り、puppeteerはWindowsサーバー上ではなくFaaS上で動かしたいです。

nodejsプログラムの作成(puppetter) - Qiita

いろいろ3大FaaSを比較した結果、Google Cloud Functionsで動かしました。

  • Azure Function
  • AWS Lambda
    • Lambda上で @serverless-chrome/lambda を使わねばならず、めんどくさそう
  • Google Cloud Functions
    • 公式にPuppeteerをサポートしており、puppetterに組み込まれているchrominiumをそのまま使える。普通にPC上で動かすために書いたコードと、Cloud Functions上で動かすためのコードがそこまで変わらない。

やり方は、以下のサイトを見れば簡単にできました。

Cloud Functions with Puppeteer + Google Apps Script でスクレイピングサーバーをサクッと作る - Qiita

特筆すべきことは…

  • Memory allocatedは2GBにした
    • ケチって256MBとかだとpuppeteerが起動できずエラーとなったため
  • SourceCodeはInlineEditerに
    • 今回はコード量も少なかったので直接書いた
    • コード量が多いものをFaaSで実行すべきか、という議論は後述
  • Function to Executeはちゃんと設定しましょう

Google Cloud Functionsの特徴

HTTPSトリガーしか存在しないこと。

Azure FuctionならHTTPSトリガーに加えてタイマートリガーやら、ストレージキュートリガーなどありますが、Google Cloud FunctionsはHTTPSをたたいてやらないと起動しません。よって、上記の参考にした記事ではGoogle Apps Scriptを使ってHTTPSをたたいていますが、これはそれぞれ使い慣れたツールでよいので、私はAzureのiPaaSであるLogicAppsを使いました。

Logic App Service | Microsoft Azure

  • Google Cloud FunctionsをたたくとJSONで値を返すようにする。
  • その状態で、LogicAppsでGoogle Cloud Functionsをたたき、戻り値のJSONを料理する

ご参考まで。

FaaS利用の考え方

HTTPSトリガーしか存在しないGCFを利用して改めて思ったことですが、FaaSはあくまでパーツの集まりとして、それらを利用(実行)するロジックは他で作成するのがいいのでは、という話です。

GCFはまだいいですが、AWS Lambdaなどは、ローカル実行時とFaaSでの実行時でコードが結構変わってしまって、長いコードだとローカル実行 → FaaS実行で差異が出そうでヤな感じ。単機能のパーツとして実装すればデバッグもしやすい。

私自身も「取得した情報をDBに投入する」というGCFの作成を進めていましたが、これでも

  • 情報を取得する
  • DBに投入する

の2機能がセットになっているので、前述のLogic Appsで「GCFをたたく→DBに投入する」の2パーツを接続するような形としました。(余談ですがDBに投入する機能はLogic Appsの組み込みを使った。こういうのができるのがiPaaSのいい所)

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