はじめに
AWS Solutions Architect – Associate(SAA)試験は、クラウド設計やアーキテクチャの知識を問う中級レベルの資格です。
この記事は、SAA受験予定者で、特にAIを使った学習方法に興味がある方に向けて書いています。
筆者は非エンジニアで、事前にAWS Cloud Practitionerは取得済みという状態から学習をスタートして806点で無事合格できました。
SAAとは
AWS Solutions Architect – Associate(SAA)は、AWS上でのシステム設計に関するベストプラクティスを理解し、要件に沿ったクラウドアーキテクチャを提案できるスキルを証明する資格です。
出題範囲は広く、VPC、EC2、S3、RDSといった基礎的なサービスから、可用性設計、コスト最適化、セキュリティ、マイクロサービス構成など実践的なシナリオまで含まれます。
難易度としては、Cloud Practitionerに比べて格段に実務寄りで、深い理解が必要です。非エンジニアでも合格は可能ですが、丸暗記ではなく仕組みの理解が重要になります。
勉強方法
使用教材
-
Ping-t(オンライン問題集)
https://mondai.ping-t.com/g -
Udemyの模試(有料。正直やらなくてもよかったです)
https://www.udemy.com/course/aws-knan/?srsltid=AfmBOorUb87DJ6IewF8ZGdJY-UL_yQI8QNrBq_ZtZBX71tzVoDupL9n8
学習スケジュール
- Ping-tの基礎問題(【試験問題】とかかれているもの以外)をすべてコンボにする(Ping-tで問題に解答すると1回正解でヒット、2連続正解でコンボ、不正解でミスに自動で分類してくれます)
- Ping-tで【試験問題】と書かれている問題(画像の問題)をすべてコンボにする
- 最後にダメ押しでUdemyの模試を実施
本番よりかなり難しい印象。得点は5~6割ほどでしたが、無事合格できました
AIの活用
-
Google AI Studioと音声での壁打ち
以下リンクのgoogle AI Studioを使ってわからない箇所はAIに質問しながら理解を深めました。
https://aistudio.google.com/prompts/new_chat
Streamをクリック→Talkをクリックで音声を使ってAIに質問ができます。
基本的にはPing-tの問題を解きながら疑問に思ったことを音声でやりとりして解決するという方針で進めました(サービスAとサービスBはどうやって使い分けますかみたいな感じで聞いていました) -
Chat GPTに体系的な内容をまとめさせる
問題を解いていく中でなかなか覚えられない内容は、GPTにまとめてもらいました。特に、サービス間の違いについて〇〇という観点から違いを表にまとめておいてほしいといったシーンで活用しました。
そのほか意識したこと
-
短時間で終わらせる
わからない問題に出くわした時はすぐに解説を見たほうが良いと考えています。特に合格に必要な知識が足りていない状態で時間をかけて考えるよりは、さっさと解説を見ながら必要な知識をつける方が効率的かと思います。また、今回は先述の通りAIを活用することで必要な知識をつける時間をこれまで以上に短縮できたように感じました。 -
回数をこなす
人間は忘れていく生き物なので、1度正解した問題も時間を空けて解くようにしました。特に解説を見た直後は内容を覚えていて問題に正答しているが、時間を空けて解くと忘れているということがありましたので、すべての問題をコンボになるまでやりました。 -
丸暗記しない
問題を見た瞬間に「なぜその選択肢が正解なのか」「なぜ他は誤答なのか」を説明できる状態を目指しました。同じ問題を繰り返し解いていると答えを丸暗記する状態になりがちなので、そうならないよう注意しました。 -
お気に入り機能の活用
解説にはその問題の解答に直接関係ない補足知識も多く含まれるため、解説の中に後で見返したい内容が含まれている場合はお気に入り登録をして、定期的に確認しながら学習を進めました。
おわりに
書きたいことを書いているうちに、AIを使った学習方法なのか、SAAの合格談なのかよくわからない記事になってしまいましたが、これからSAAを受験しようとしている人や、勉強を苦手としている人の一助となれば幸いです。