AWS re:Invent 2025速報 資料から個人的に気になったサービスのメモ。
- 資料サイト
- 2022年版
カテゴリ
- AWS Partners, AWS全般
- Computing
- Database, Analytics, Storage
- AI Application Development
- AI-powered services
- Contact Center
- Networking, Security, Observabilit
AWS Partners, AWS全般
- AIコンピテンシーに複数の “Agentic AI” カテゴリーを追加
- 新たに”Agentic AI Tools”, “Agentic AI Applications”, “Agentic AI Consulting Services”の3つのカテゴリーを追加
- 最⼩限の⼈間による監視で、課題認識・推論・⾏動できる⾃律型AIシステムの
開発と実装を得意とするAWSパートナーの発⾒とコラボレーションが容易に
- 新たなコンピテンシー ”Resilience Software” を追加
- ⾼い可⽤性を要求するミッションクリティカルワークロードの需要の⾼まりを
受けて設定。可⽤性と回復性を向上させるためのソフトウェアの発⾒が容易に - “Design”, “Revovery”, “Operate”の3カテゴリを設定。それぞれ⾼可⽤性ソ
リューション、DRとレプリケーションのソリューション、オブザーバビリティ
とカオスエンジニアリングによる回復性のための製品とパートナー企業を分類
- ⾼い可⽤性を要求するミッションクリティカルワークロードの需要の⾼まりを
AIコンピテンシー: 2024年3月に新設された認定プログラム
- AWSとCrowdStrikeの連携によるセキュリティ監視の統合
- 迅速な個別価格オファーを可能にするExpress private offersを発表
見積もりだけする仕事なくなっていきそう
- AWS AI League 2026 Championship
- 詳細は https://aws.amazon.com/ai/aileague/ のページを参照
やってみたい
Computing
- AWS Graviton 5プロセッサを発表
- はじめて3nmプロセスを採⽤
- コア数が96から192の2倍に。単⼀パッケージにて
- コア⾃体の処理性能が25%⾼速
- キャッシュ容量を5倍に増量
- コア間通信のレイテンシを最⼤33%削減
コストダウンはなし?
- Amazon EKS Capabilities
- Amazon EKS Capabilitiesを発表。Kubernetesユーザ
に⼈気のあるツールをマネージドで利⽤できる - Argo CD
- Kubernetes環境向けに継続的デプロイメントの機能
を提供するGitOpsツール
- Kubernetes環境向けに継続的デプロイメントの機能
- AWS Controllers for Kuberentes(ACK)
- Kubernetesのカスタムリソースを提供し、クラスタ
から直接AWSクラウドのリソースを管理できる
- Kubernetesのカスタムリソースを提供し、クラスタ
- Kube Resource Orchestrator(KRO)
- Kubernetesのカスタムリソースを効率的に作成・管
理可能にする
- Kubernetesのカスタムリソースを効率的に作成・管
- 全てのAWS商⽤リージョンにて利⽤可能
- Amazon EKS Capabilitiesを発表。Kubernetesユーザ
今までなかったのか。すぐに使い始められる?
- AWS Lambda Durable Functions
- 複数ステップからなる複雑なアプリケーションや、AIワークフローをLambdaの開発者体験で実現するAWS Lambda Durable Functionsを発表
- 最⼤1年間の待機状態に移⾏させることができ、状態管理やオーケストレーションの仕組みが不要に
- ⻑時間の待機が発⽣しうる場合でも、シンプルにLambda関数を記述すれば所望の処理を実現できる
- ⾃動チェックポイント機能により、エラー発⽣時の再実⾏による障害復旧が容易に。成功した処理はスキップし、失敗した処理の直前から再実⾏される
使い所を間違えるとコストが大変?ユースケースが分からない
-
AWS Lambda Managed Instances
- Amazon EC2インスタンスでAWS Lambdaの関数を実⾏できるAWS Lambda Managed Instancesを発表
- 特定のCPUアーキテクチャや、ハードウェアに依存するワークロードをLambdaの枠組みで実⾏可能
- 同⼀EC2インスタンスで稼働する同⼀関数は実⾏環境を共有する。グローバル変数の扱いに注意
- EC2インスタンスの管理はAWSが対応。ユーザがパッチ適⽤や負荷分散等の⼼配はご無⽤
- (1)関数呼出しリクエスト数, (2)確保したEC2インスタンス, (3)EC2インスタンス費⽤の15%の管理費が発⽣
- 東京、バージニア、オハイオ、オレゴン、アイルランドのリージョンで利⽤可能に
- Amazon EC2インスタンスでAWS Lambdaの関数を実⾏できるAWS Lambda Managed Instancesを発表
、ハードウェアに依存するワークロードをLambdaの枠組みで実⾏可能
ここはパッケージ系のソフトで使いたいところが出てくるかも
Database
- Database Savings Plans
- データベースサービスの1時間あたりの利⽤⾦額をコミットいただくことで最⼤35%の費⽤を削減できる料⾦モデル、Database Savings Plansを発表
- インスタンスタイプの変更やDBエンジンの変更、利⽤サービスの変更、リージョン変更などを⾏っても、対象サービスの利⽤であればコミットの範囲内
databaseそんなに頻繁に変更することなさそうやけど。リザードインスタンスからはみ出た分に適用するとか?
- Amazon OpenSearch Serviceの機能強化
- GPU acceleration
- ベクトルインデックスの構築を最⼤10倍⾼速、1/4のコストで実⾏。1時間で数⼗億ベクトルクラスのデータベースを作成できる
- AWSがマネージするクラスタ外のGPUリソースで動作するため、ユーザは意識する必要はない。速度向上の恩恵をうけた時間に対して料⾦が発⽣する
- OpenSearch 3.1以上のドメインに対応
- 東京を含む16リージョンで⼀般利⽤開始
- Auto-optimization
- レイテンシ・品質・メモリ要求のバランスが取れたインデックス設定を提案。チューニングを容易に
- OpenSearch 2.1以上のドメインに対応
- 東京を含む9リージョンで⼀般利⽤開始
使ってみたい。
- Amazon SageMaker Catalogでデータ分類の⾃動化が可能に
- Amazon SageMaker Catalogがアセットメタデータの出⼒に対応
- Amazon SageMaker Catalogがアセットのメタデータ
をエクスポート可能に - Amazon S3 Tablesのテーブルとしてエクスポートされ、Apache Icebergのテーブルとして操作可能
- 技術メタデータ、ビジネスメタデータ、所有者情報、タイムスタンプなどが含まれる
- ETLを構築することなく、標準のSQLを利⽤してインベントリを分析することが容易に
- Amazon SageMaker Catalogが利⽤可能な全てのリージョンで⼀般利⽤開始に。S3 Tablesのストレージやクエリを⾏うサービスの料⾦のみで利⽤できる
Amazon S3 updates
- Amazon S3 オブジェクトの最⼤サイズを拡張
- 1オブジェクトの最⼤サイズを5TBから10倍の50TBに拡張。超⼤容量のデータを分割することなく扱いやすいまま格納可能に
- Amazon S3 Batch Operationsのパフォーマンス向上
- 多数のオブジェクトに対する⼀括操作が最⼤10倍⾼速に
- Amazon S3 Tablesのストレージコスト最適化と⾃動レプリケーション
- Intelligent-Tieringにより利⽤されないデータを⾃動的にアーカイブ可能に
- リージョンやアカウントをまたがる⾃動データ複製により⾼速アクセスを実現
- Amazon S3からAmazon FSx for NetApp ONTAPのデータにアクセス
- Amazon S3 Access PointがAmazon FSx for NetApp ONTAPに対応し、ファイル
システムに格納されたデータをAmazon S3から透過的にアクセス可能に
AI Application Development
-
Amazon Nova 2
-
Nova 2 Lite (⼀般利⽤開始)
- ⽇常使⽤に適した⾼速でコスト効率の⾼いリーズニングモデル
-
Nova 2 Pro (プレビュー)
- 複雑で複数ステップにまたがるタスクに適した、最も⾼い知性を持つモデル
-
Nova 2 Sonic (⼀般利⽤開始、東京リージョンあり)
- ⾳声ベースの会話AIで業界最⾼⽔準の品質と価格を実現する、⾃然でリアルタイムなspeech-to-speechモデル。英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンディー語をサポート
-
Nova 2 Omni (プレビューの早期アクセスを提供中)
- マルチモーダル推論と画像⽣成のモデルで、テキスト・画像・⾳声・動画の⼊⼒から、テキストと画像を⽣成する。複数モデルを使いわける複雑性を削減
- Amazon Nova Forge
- 組織に特有の知識や専⾨知識を備える独⾃モデルの構築を容易にするAmazon Nova Forgeを発表
- Novaがトレーニングされる過程のチェックポイントを始点として、お客様独⾃のモデルを作成できる
Amazon BedrockがOpenAIのResponses APIをサポート
Amazon Bedrock AgentCore Runtimeが双⽅向ストリーミングに対応
• Amazon Bedrock AgentCore Runtimeが双⽅向のストリーミングをサポート
• 聞き取りと応答を同時に実⾏するため、会話の途中での割り込みや、コンテキストの変更に対応できるようになり対話のストレスを軽減
- 従来はユーザは、エージェントが応答しきるまで待つ必要があった。これは⾳声コミュニケーションでは特に不⾃然
• ⾃然な対話を実現するためにストリーミング機能を再発明する必要がなくなり、ユーザに提供する体験を強化・洗練させることにフォーカスできる
• Amazon Bedrock AgentCore Runtimeが利⽤可能な、東京を含む9リージョンで⼀般利⽤開始
- Amazon Bedrock AgentCore Evaluations
• エージェントの挙動を継続的に評価・モニタリングす
るAmazon Bedrock AgentCore Evaluationsを発表
• ⻑期間にわたる本番運⽤では、エージェントの応答品
質を保ち続ける必要があり、それを⽀援する
• 13種類の組み込み評価基準を利⽤でき、カスタム評
価基準の設定にも対応- 組み込み評価基準として、正確性(correctness), 忠
実性(faithfulness), 有⽤性(helpfulness)など⽤意
• Amazon CloudWatchでモニタリング
• バージニア、オレゴン、シドニー、フランクフルトの
リージョンでプレビューを開始
- 組み込み評価基準として、正確性(correctness), 忠
-
Policy in Amazon Bedrock AgentCore
プレビュー
• Amazon Bedrock AgentCore Gatewayと統合される形
で、Tool利⽤に関するポリシーを定義し、AIエージェ
ントの挙動を制御できるPolicy機能を発表- エージェントが呼び出そうとするToolを利⽤して良
いか、Toolで実⾏しようとする操作は許容できるか
を設定されたポリシーに従ってチェック - 開発者が意図した範囲に限定して、エージェントが
稼働することを担保できる
• ポリシーは制御⾔語Cedarによって定義されるが、⾃
然⾔語でポリシーを記述するとAIが⾃動的にCedarに
書き換えてくれる
• Amazon Bedrock AgentCoreが利⽤可能な全てのリー
ジョンでプレビューを開始
- エージェントが呼び出そうとするToolを利⽤して良
-
IAM Policy Autopilot
⼀般利⽤開始
• AWS IAM(Identity and Access Management)のポリシー⽣成を容易にするオープ
ンソース(Apache License 2.0)のMCPサーバー、IAM Policy Autopilotを発表- アプリケーションにIAMポリシーが必要な場合、コーディングアシスタントが
IAM Policy Autopilotを呼び出して分析を実⾏。必要なポリシーを⽣成する - ローカルで実⾏可能。CLIでの
呼び出しにも対応しており、
好みの⽅法でワークフローに統合 - Kiro, Claude Code, Cursor,
Clineなどと統合可能
• GitHubで⼊⼿し利⽤可能
- アプリケーションにIAMポリシーが必要な場合、コーディングアシスタントが
すぐに使いたい
- AWS MCP Server
- AWS MCP Serverのプレビューを開始。AIエージェン
トによるAWSの操作を容易にするマネージドサービス - 既存のAWS API MCPサーバーと、AWS Knowledge
MCPサーバを統合。ドキュメントの情報へのアクセ
スやAWS APIの呼出しが可能
• AWSでの⼀般的な作業の⼿順を定義したAgent
SOP(Standard Operating Procedures)を提供 - S3でのWebサイトホスティングやEC2インスタンス
の構築、Lambdaのトラブルシュートなどのタスク
を実⾏するためのステップを提⽰する
• バージニアリージョンにて追加費⽤なしでプレビュー
が可能
- AWS MCP Serverのプレビューを開始。AIエージェン
すぐに使いたい
- Amazon API GatewayがMCPプロキシ機能に対応
⼀般利⽤開始
• Amazon API GatewayがMCP(Model Context
Protocol)プロキシ機能に対応 - REST APIをMCPで通信できるエンドポイントとし
て利⽤可能に。既存システムをAIエージェントや
MCPクライアントと組み合わせることが容易に - Amazon Bedrock AgentCore Gatewayとの連携によ
り、既存システムをセマンティックサーチによるイ
ンテリジェントなツール検索の枠組みに統合できる
• 東京リージョンを含む9リージョンで⼀般利⽤開始に
- Strands Agents SDKのアップデート
• オープンソースのStrands Agents SDKのアップデートを発表
• TypeScriptのサポート (プレビュー)
- 従来サポートされていたPythonに加えてTypeScriptに対応
• エッジデバイスのサポート (⼀般利⽤開始) - SDKが拡張されOllamaやLlama.cpp等のローカルモデルのサポート、双⽅向ス
トリーミングが可能になった
• Strands steeringの追加 (Experimental, 実験的機能) - 全ての指⽰を予め埋め込む代わりに、開発者が適宜フィードバックを提供でき
るようにする仕組み。プロンプトの肥⼤化を回避するアイデア
• Strands Evaluation (プレビュー) - 開発中にエージェントの動作を体系的に検証し、改善できるようにする
AI-powered services
- Frontier Agent - Kiro Autonomous Agent
- 複数のリポジトリにまたがる複雑な変更が必要な場合
や、依存関係が多数ある場合でも⽬的を⽰せば⾃律的
にそれを解決するKiro Autonomous Agentを発表
- Frontier Agent - AWS DevOps Agent
- 問題発⽣時に即座に対応を開始、根本原因を特定し解
決までの時間を短縮するAWS DevOps Agentを発表
• 経験豊富なDevOpsエンジニアと同様の⼿法で問題を
踏査し、運⽤上の改善点を特定・提案する - リソースとその関係性、3rd partyモニタリングツー
ルのデータ、運⽤⼿順書、コードリポジトリ、
CI/CD構成などの情報からアプリケーションを理解 - アラートが発報した瞬間に動作を開始。⾃律的に優
先順位をつけ、迅速な復旧のために稼働する - 過去の問題をパターン分析し、予防のための改善に
必要なアクションを提案
• バージニアリージョンでプレビューを開始。プレビュ
ー期間中は無料で利⽤できる
- CloudWatchでインシデントレポート⽣成が可能に
Amazon CloudWatchでAI駆動型の原因特定ワークフ
ローを備えたインシデントレポート⽣成機能が利⽤可
能に
- Five why (なぜなぜ分析)と呼ばれる分析⼿法を活⽤。
AIがガイドすることで根本原因の特定を容易にする - Amazon Qによるチャットベースのインタフェース
をサポート
• ⼈間の⼊⼒とAIによる事象・データの分析を統合し、
同様の問題の発⽣を防ぐために推奨される具体的な施
策を提⽰する
• 東京リージョンをはじめ12のリージョンで、追加費⽤
なしで利⽤可能に
Networking, Security, Observability
- AWS Interconnect - Multicloud
• シンプルかつ⾼い可⽤性で、AWSと他のクラウドプロ
バイダー間を接続するAWS Interconnect - Multicloud
のプレビューを開始
• お客様のマルチクラウド戦略を⽀えるため、他のクラ
ウドとのプライベートで安全な接続を提供する - 最初にGoogle Cloudに対応。Microsoft Azureには
2026年後半に対応予定 - Amazon VPC、AWS Transit Gateway、AWS Cloud
WANなどを他のクラウドに接続
• バージニア、北カリフォルニア、オレゴン、ロンドン
、フランクフルトのリージョンでプレビューを開始
- Amazon CloudWatch Unified management and analytics
様々なソースから⽣成される運⽤・セキュリティ・コ
ンプライアンスのデータを統合管理し分析可能にする
Unified Management and Analyticsを発表
- 3rd partyツールからデータを収集するマネージド
なデータコレクタを提供 - ETLの構築や維持管理をせずに、各種データを集約
。OCSFやOtel等の標準フォーマットで蓄積される - データは追加費⽤なしでAmazon S3 Tablesを利⽤
してアクセスできる。つまりApache Icebergに対応
するお好みのツールで分析が可能
• 東京・⼤阪を含む、GovCloud(US)と中国以外の全リ
ージョンで⼀般利⽤開始