はじめに

自動化できたらうれしいテスト、してみたいテストについて語りたいと思います。

私はWebアプリケーションの開発を行っています。いままでの体験をもとに、こんなことできたらうれしい自動テストについて書きます。

イントロダクション

Webアプリケーションの開発において、優れたUIとUXの設計は必要だと感じます。しかし、これらの設計が机上では優れていても、実際のユーザーテスト、効果後のユーザーからのフィードバックで「使いにくい」や「わかりにくい」といったフィードバックを受けることがあります。

このギャップを埋めるための「自動化できたらうれしいテスト」は、「AIを用いたユーザーテストの自動化」です。

Webアプリケーションの開発において、アプリケーションのユーザビリティとアクセシビリティを確保することは必要不可欠です。

このテストは、実際のユーザーによって手動で行います。アプリケーションを操作し、ユーザビリティや直観的に操作できるかどうかの重要なフィードバックを得ることができます。しかし、このフィードバックにはいくつかの制限があります。

サンプル、多様性の制限
- コスト面での制約などにより、限られた数のユーザー、Webアプリケーションの開発現場に近い仮想ユーザーとなる場合があります。これによって、いろんな背景をもつユーザーによる貴重なフィードバックを得ることが難しくなります。
主観性の制限
- テストを実施しているユーザーの個人的な意見や偏見がフィードバックに影響を与えます。このユーザーの立ち位置が高ければ高いほどその傾向があります。これによって、客観的で一貫性のあるフィードバックの収集が難しくなります。
時間とコストの制限
- 手動でユーザーテストとなるため、時間とコストが多くかかる傾向にあります。
実際の使用状況と再現の制限
- ユーザーテストを行う環境は、実際の本番と同じ使用状況を完全に再現できないことがあります。その結果、実際のUXと異なるフィードバックになる場合があります。

これらの制限によって、特に複雑な業務系のWebアプリケーションの場合、UI/UX設計の効果的な評価ができなくなります。

AIを用いたユーザーテストの自動化は、Webに限らずアプリケーション開発におけるUI/UXの評価を劇的に改善する可能性があると思います。AIを活用することで、従来の制限であったフィードバックの偏りと効率性を実現できると思います。

「AIを用いたユーザーテストの自動化」が実現できると、UI/UX設計のプロセスに画期的な変化をもたらすことになると思います。

など、このような期待できる主な効果が見込めると思います。

大量に作らないといけないマニュアル作成の手間が少しでも軽減、簡易的なマニュアルで十分なUX/UXを備え、市場での競争力のあるアプリケーションが提供できるようになると嬉しいと思います。