はじめに
BaseDBについての個人的なメモを随時追加していきます。マニュアルに書いてあるよく参照する項目や、マニュアルに記載はないがよく参照する情報を書いていく予定です。
スケーリング
CPU、メモリのスケーリングは再起動が必要。1OCPUあたりメモリは16GBで固定。10OCPUであれば160GBになる。
ストレージのスケーリングは再起動が不要(オンラインスケーリング)。256GBが最小で512GB、1024GB、2048GBと選択できるストレージサイズは倍々に増える。
管理範囲
ユーザーはroot権限を持ちOS以上を管理する。OS、GI、Databaseなどパッチ適用はユーザーが行う。ハイパーバイザー以下はOracleが管理。
作成可能なPDBの数
Standard Edition、Enterprise EditionはPDB3つまで、High Performance以上(Extreme Performanceも含む)ではMultitenantが有効になるのでPDBを4096個作成可能。
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/dblic/Licensing-Information.html#GUID-0F9EB85D-4610-4EDF-89C2-4916A0E7AC87
インフラ障害発生時の再起動
インフラ障害(CPUやメモリなどの障害)によってVMが停止した場合、自動的に正常なホスト上でVMが起動する。管理者へのメール通知、コンソールのお知らせから再起動したことを確認できる。BaseDBに限らず、Computeについてもインフラ障害が発生した場合は再起動が走り、正常なホスト上でVMが起動する
プロビジョニングの所要時間
手元の環境では1時間~1時間30分ほど。1時間で終わることもあれば1時間半かかることもある。
シェイプ変更の所要時間
ストレージはオンラインのまま拡張できるが、CPU数の変更を行う際は再起動が発生する。手元の環境で試したところ再起動の所要時間は10分弱ほど。ExaDB-DはCPU、メモリ、ストレージをオンラインでスケールできる。
Data Duard有効化の所要時間
Data Guardアソシエーションからコンソール上でData Guardを有効化する。有効化する仮定で同時にStandby DBも作成するので時間がかかる。手元の環境では1時間15分ほどでData Guard構成が有効化。